Shade3D オンラインヘルプ [目次]

「頂点カラー」

ポリゴンメッシュの頂点、面頂点ごとにカラー情報を付与させます。

頂点ごとのカラーの編集や、焼き付け、レンダリングを行うことができます。

頂点カラーに対応したファイル形式にエクスポートすることで、外部ツールとのデータ交換を行えます。

注意頂点カラーの焼き付けは Standard と Professional で行えます。

Basic Standard Professional Civil Ultimate
O O O O O

使用方法

用途に応じて「編集」「焼き付け」「頂点カラーレイヤーの管理」を行います。

頂点カラーの新規設定

カラーウインドウなどの他のカラーボックスより図面にカラーをドラッグアンドドロップしても頂点カラーを設定できます。

「編集」ツールパラメータ

「頂点カラー」 > 「編集」を選択して表示します。頂点カラーのレイヤーの選択、作成、頂点カラーの適用などを行います。

「レイヤーの追加」ボタン
編集対象となる頂点カラーレイヤーを追加します。(最大 8 )
レイヤーの数が異なる複数の形状が選択されている場合は、もっともレイヤー数の少ない形状にのみカラーレイヤーを追加します。
「レイヤー」ポップアップメニュー
現在編集対象のレイヤーの番号を表示します。
ポップアップメニューより編集対象とするレイヤーを選択します。
複数の形状が選択されている場合はすべての形状が保持しているレイヤーの番号のみ選択可能となります。
対象
「頂点」ボタン
頂点ごとに頂点カラーを割り当てます。
「面頂点」ボタン
面頂点ごとに頂点カラーを割り当てます。
「頂点色」カラーボックス
頂点に適用する色を設定します。カラーボックスの色を変更すると頂点カラーも変更されます。
「アルファ値」スライダ、テキストボックス
頂点カラーのアルファ値を設定します。
表面材質のマッピング設定「アルファ透明」と組み合わせると透明度として扱われます。
「色を適用」ボタン
頂点カラーを適用します。
選択状態を変更して「色を適用」を実行することで新しい選択範囲に同じ色を頂点カラーとして適用することができます。
「色の削除」ボタン
頂点カラーに初期値の白(RGBA:1,1,1,1)を割り当てて頂点カラーが適用されていない状態にします。
「頂点色」カラーボックス、「アルファ値」スライダ、テキストボックスの内容は変更されません。
「閉じる」ボタン
ツールパラメータを閉じます。

頂点カラー編集前(頂点)

頂点カラー編集後(対象:頂点、頂点色黒を設定)

頂点カラー編集前(面)

頂点カラー編集後(対象:面、頂点色赤を設定)

頂点カラーに焼き付け

「頂点カラーに焼き付け」ツールパラメータ

「頂点カラー」 > 「焼き付け」を選択して表示します。選択しているポリゴンメッシュの表面材質マッピング設定を統合した結果(レンダリング時に表示されるテクスチャ)や、法線の計算結果などを頂点カラーとして焼き付け(設定)します。

「レイヤーの追加」ボタン
編集対象となる頂点カラーレイヤーを追加します。(最大 8 )
レイヤーの数が異なる複数の形状が選択されている場合は、もっともレイヤー数の少ない形状にのみカラーレイヤーを追加します。
「レイヤー」ポップアップメニュー
現在編集対象のレイヤーの番号を表示します。
ポップアップメニューより編集対象とするレイヤーを選択します。
複数の形状が選択されている場合はすべての形状が保持しているレイヤーの番号のみ選択可能となります。
対象
「頂点」ボタン
頂点ごとに頂点カラーを割り当てます。
「面頂点」ボタン
面頂点ごとに頂点カラーを割り当てます。
「モード」ポップアップメニュー
表面材質
表面材質の拡散反射マッピングを統合した結果を選択している対象に焼き付けます。
法線(グローバル)
対象のグローバル座標系(ワールドスペース)の法線を焼き付けます。
法線(ローカル)
対象のローカル座標系(オブジェクトスペース)の法線を焼き付けます。
表面材質ID
形状やフェイスグループに割り当てられた表面材質ごとに内部で割り当てられた色を焼き付けます。
(割り当てられている色は「マルチパスレンダリング」の表面材質IDパスを同しものとなります。)
フォトンマッピング(間接光)
フォトンマッピングの間接光の計算結果を焼き付けます。
「表面材質を設定する」チェックボックスがオンのとき、マッピングタイプを「ライトマップ」に設定します。
「表面材質を設定する」チェックボックス
オンのとき、対象の形状に対して表面材質を作成し、マッピング設定に「頂点カラー」を割り当てます。
すでに表面材質が割り当てられている場合は、マッピング設定に「頂点カラー」を追加します。
「選択のみ」チェックボックス
対象としている面、稜線、頂点に対してのみ焼き付けを行います。
形状編集モードでのみ有効となります。
「焼き付け」ボタン
焼き付けを行います。
「閉じる」ボタン
ツールパラメータを閉じます。

頂点カラー焼き付け前(マッピング「スポット」設定)

頂点カラー焼き付け頂点選択

頂点カラー焼き付け後(マッピング「スポット」 > 「頂点カラー」に変更

「頂点カラーレイヤーの管理」ダイアログボックス

頂点カラーレイヤーの追加、複製、削除などを行います。

頂点カラーレイヤーリスト
頂点カラーレイヤーのリストを表示します。
すべての頂点の色が初期状態(RGBA:1,1,1,1)の頂点カラーレイヤーには「(無し)」が表記されます。
「上に移動」ボタン
選択されている頂点カラーレイヤーを 1 つ上に移動します。
「下に移動」ボタン
選択されている頂点カラーレイヤーを 1 つ下に移動します。
「追加」ボタン
すべての頂点の色が初期値(RGBA:1,1,1,1)の頂点カラーレイヤーをリストの一番下に追加します。
「複製」ボタン
選択されている頂点カラーレイヤーを複製します。
複製された頂点カラーレイヤーはリストの一番下に配置されます。
「頂点カラーの削除」ボタン
選択されてる頂点カラーレイヤーの色をすべて初期状態(RGBA:1,1,1,1)にします。
「削除」ボタン
選択されている頂点カラーレイヤーを削除します。
「全て削除」ボタン
全ての頂点カラーレイヤーを削除します。
「復帰」ボタン
「頂点カラーレイヤーの管理」ダイアログボックスを開いたときの状態に戻します。

表面材質設定

「頂点カラー」マッピング設定

表面材質のマッピングに「頂点カラー」を設定すると図形ウインドウ上での表示やレンダリングに頂点カラーが反映されます。

OBJエクスポータでは、このマッピングパターンで指定された頂点カラーレイヤーが優先して出力されます。

有効なマッピング設定
マッピングタイプ
適用率
反転
チャンネル合成
アルファ透明に対応しています。
共有
頂点カラー>レイヤー
使用する頂点カラーレイヤーを選択します。
適用対象のポリゴンメッシュに存在しないレイヤーが選択されている場合は頂点カラーはマッピングされません。

注意形状に依存したカラー情報のため、表面材質プレビュー、マッピングプレビューには反映されません。

注意図形ウインドウのシェーディングを「テクスチャ」「テクスチャ+ワイヤフレーム」に設定することで図形ウインドウの描画に頂点カラーが反映されます。

形状情報ウインドウ

ポリゴンメッシュ情報グループのレイヤー情報に頂点カラーレイヤーの数が表示されます。

頂点カラーレイヤーの数が異なる複数の形状が選択されている場合の表示は「####」となります。


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