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PSDイメージエクスポータ

PSDイメージエクスポータは、Shade3DのレンダリングイメージやZ値のデータを、Adobe Photoshop形式(PSD形式)で保存する機能です。

16bit深度データについて
一般的な画像形式は、RGB各チャンネル8bit深度の24bitデータとして取り扱われますが、このデータを用いてAdobe Photoshop上で色補正を行う場合、補正量によってはデータの色深度不足によってトーンジャンプなどの不都合が発生することがあります。
それに対し、各チャンネル16bit深度の48bitカラーデータを用いて色補正を行った上で、最終的に各チャンネル8bit深度の24bitカラーデータに落とし込めば、極端な色補正を行ってもトーンジャンプが発生しにくくなります。
16bit深度での保存が可能となるPSDイメージエクスポータ機能は、微妙な色再現のコントロールを要求するプロフェッショナルやアーティストの方に必携のツールです。
HDRIについて
ピクセル深度が64bit以上のデータは、通常(32bit)のカラーデータでの最高階調値(ホワイト)よりも大きな値を保持します。このホワイトよりも大きな値を持つ画像を、HDRIと呼びます。
16bit深度の保存ではHDRIに対応しないため、一定レベルでのホワイトのクリップや階調の補正をします。32bitHDRに対応したバージョンのAdobe Photoshopでは、HDR形式を使用することで、ハイライト階調を維持したまま、イメージを取りこむことができます。
Z値について
Z値データを用いてフィルターあるいはエフェクト操作を行う際にも、必要に応じてトーンカーブなどの階調補正を行うことがあります。この場合も、8bitグレースケール化したZ値を用いると、補正量によってはトーンジャンプなどの不都合が発生することがありますが、16bitグレースケール化したZ値を用いることでこの不都合を大幅に改善することができます。
Shade3Dのレンダリング設定の「マルチパス」タブの「Z値」をオンにすると、Shade3Dのレンダラーが計算した32bitのZ値データを保持することができます。
PSDイメージエクスポータ機能は、32bit深度で取得したZ値データに切り捨て処理を行って、16bitグレースケールのAdobe Photoshop形式ファイルで保存します。
作成した16bit深度データファイルの取り扱い
Adobe Photoshop上での16bit深度のデータは、通常の8bit深度のデータと比較すると、操作が制限される場合があります。詳細については、Adobe Photoshopのマニュアルなどをご参照下さい。

注意PSDイメージエクスポータで作成した16bit深度データファイルは、Adobe Photoshop以外のグラフィックソフトでは動作の保証をしておりません。


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