PSDイメージエクスポータ機能の使用方法
●レンダリングとその準備
PSD 形式での保存を行う前に、レンダリング設定の以下の設定を確認する必要があります。
RGBデータを16bit/chのPSD形式で保存する場合には、「イメージ」タブからピクセル深度を「64bit」以上に設定してレンダリングします。
Z値を保存する場合には、「マルチパス」タブの「Z値」のチェックボックスをオンにしてレンダリングします。
Z値情報の有無とピクセル深度によって、PSD形式での保存オプションダイアログボックスの設定項目が異なります。
参照Z値情報を持たない画像の場合、グレースケール化したZ値をPSD形式で保存すること自体ができません。64bit以上の情報を持たない画像の場合、カラーデータをPSD形式で保存することはできますが、16bit/chデータメリットを活かした保存はできません。
注意「Z値」チェックボックスをオンにして、ピクセル深度を64bit以上に選択した場合のレンダリングは、Shade3Dの使用メモリ量が増えます。複雑な形状データをレンダリングする際や、高解像度レンダリングを行う際には注意が必要です。
●PSD形式での保存
レンダリングイメージをPSDイメージエクスポータ機能を用いて保存する手順は以下の通りです。
- イメージウインドウの「保存」ボタンを押し、表示されたポップアップメニューから「保存」を選択します。
参照イメージウィンドウのコンテクストメニューから「保存」を選択してもファイル保存ダイアログボックスを表示することができます。
参照イメージウインドウ以外のウインドウからも、同様の方法でイメージをPSD形式で保存することができます。 - ファイル保存ダイアログボックスが表示されますので、「ファイルの種類」ポップアップメニューから「Photoshop (*psd) 」を選択し、「保存」ボタンを押します。
- 「PSD形式で保存」ダイアログボックスが表示されます。
(レンダリング時にピクセル深度を64bitにし、Z値を保存する設定にした場合のダイアログボックス)
ここでの設定についての詳細は、リファレンスを参照して下さい。 - 設定を行い「OK」ボタンを押すと、設定に従って画像がPSD形式で保存されます。
●PSDイメージエクスポータで保存したファイルを開く
16bit/chで保存したファイルをAdobe Photoshopで開くときは、まず、Adobe Photoshop上で、「イメージ」メニューのモードサブメニューを開き、「16 bit/チャンネル」にチェックマークが付いていることを確認して下さい。
注意PSDイメージエクスポータ機能で保存した16bitのAdobe Photoshop形式ファイルは、バージョン3.0以降のAdobe Photoshopで正しく開けることを確認しています。