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FogPlusの使用方法

FogPlusには、用途に応じていくつかの使用方法があります。それぞれの特性を理解することで、効率よくイメージを作成することができます。

●エフェクタとして使用する

レンダリング設定の「効果」タブにある「エフェクタ」ポップアップメニューから「FogPlus」を選択する方法です。

通常の他のエフェクタと同様に、レンダリング実行前の各種設定に基づいた効果(エフェクト)が、レンダリング実行後の画像に対して自動的に適用されます。

  1. フォグ効果をかけたいシーンを開く、または作成します。
  2. 「レンダリング」メニューから「レンダリング設定」を選択します。
  3. レンダリング設定の「効果」タブにある「エフェクタ」ポップアップメニューから「FogPlus」を選択します。
  4. 「エフェクタ」ポップアップメニューの横にある「設定...」ボタンをクリックします。
    「FogPlus」ダイアログボックスが表示されます。各項目の設定を行います。
    FogPlus

    参照FogPlusリファレンス

    シーンにレンダリングイメージが保存されている場合は、プレビューにイメージが表示され、各項目の設定を行うことができます。レンダリングイメージが保持されていない場合には、プレビューには何も表示されません。その場合は、いったん「エフェクタ」ポップアップメニューで「FogPlus」の選択を「無し」にしてレンダリングを行ってから、手順4を行ってください。
    FogPlus
  5. 「FogPlus」ダイアログボックスの「OK」ボタンをクリックします。
  6. イメージウインドウの「レンダリング」ボタンをクリックして、レンダリングを行います。
  7. レンダリングが終了した後、「FogPlus」ダイアログボックスで設定したフォグがイメージに適用されます。

    この方法は、各フレームのレンダリング実行後に自動的に処理が行われるため、主にアニメーションを制作する場合に便利です。

●単独エフェクタとして使用する

Z値を保持してレンダリングした画像に対して、イメージウインドウのコンテクストメニュー(右クリック(Windows)|[Ctrl]キー+クリック(macOS)して表示されるメニュー)から「FogPlus」を選択する方法です。

レンダリングが終了した元画像(フォグが適用されていない画像)に対して、プレビューで効果を確認しながら調整を行い、あらためてフォグ効果を適用することができます。

元画像のレンダリング後にシーンを保存しておくことで、シーンを開きなおせば再レンダリングすることなく何度でも効果をかけなおすことができます。

  1. フォグ効果をかけたいシーンを開く、または作成します。
  2. 「レンダリング」メニューから「レンダリング設定」を選択します。
  3. レンダリング設定の「マルチパス」タブにある「Z値」チェックボックスをオンにします。
  4. 「レンダリング」メニューから「レンダリング開始」または「すべての形状をレンダリング」を選択して、シーンをレンダリングします。
    イメージウインドウにレンダリングされたイメージが表示されます。
  5. イメージウインドウのイメージが表示されている場所で右クリック(Windows)|c+クリック(macOS)して表示されるコンテクストメニューから「FogPlus」を選択します。

    「FogPlus」ダイアログボックスが表示されます。各項目の設定を行います。
    FogPlus

    参照FogPlusリファレンス

  6. 「FogPlus」ダイアログボックスの「実行」ボタンをクリックします。
    「FogPlus」ダイアログボックスで設定したフォグがイメージに適用されます。

    この方法は、元画像のレンダリング後にシーンを保存しておくことで、シーンを開きなおせば再レンダリングすることなく何度でも効果をかけなおすことができるため、主に静止画を制作する場合に便利です。

●設定項目のアニメーションを行う

「ジョイントを使用」チェックボックスのある項目は、FogPlus専用のジョイント「FogPlusコントローラ」によって、値を時間軸に沿って変化(アニメーション)させることができます。「FogPlusコントローラ」はツールボックスの「part」ツールから「FogPlusコントローラ」を選択すると作成されます。

  1. フォグ効果をかけたいシーンを開く、または作成します。
  2. ブラウザが表示されていない場合は、「表示」メニューから「ブラウザ」を選択して、ブラウザを表示します。
  3. ツールボックスの「パート」タブの「プラグイン」グループから「FogPlusコントローラ」を選択します。シーンに「FogPlusコントローラ」が追加されます。

    スタンダードフォグパートの「発生距離[m] FP」「飽和距離[m] FP」「飽和濃度 FP」およびグラウンドフォグパートの「上限高度[m] FP」「下限高度[m] FP」「飽和濃度 FP」がアニメーションできる項目です。
  4. 「表示」メニューから「モーション」を選択して、「モーション」ウインドウを表示します。
    「モーション」ウインドウのジョイント選択ボックスに、通常のジョイントと一緒に「FogPlusコントローラ」の各ジョイント名が表示されています。

  5. 各ジョイントのジョイント値をアニメーションさせます。

    参照「モーション」ウインドウでのアニメーションの設定については、「Shade3D マニュアル」および「リファレンスマニュアル」の『「モーション」ウインドウ』を参照してください。

  6. 「レンダリング」メニューから「レンダリング設定」を選択します。
  7. レンダリング設定の「効果」タブにある「エフェクタ」ポップアップメニューから「FogPlus」を選択します。
  8. 「エフェクタ」ポップアップメニューの横にある「設定...」ボタンをクリックします。
    「FogPlus」ダイアログボックスが表示されます。各項目の設定を行い、「FogPlusコントローラ」のジョイントにアニメーションを設定した項目の「ジョイントを使用」チェックボックスをオンにして、「OK」ボタンをクリックします。

    参照FogPlusリファレンス

  9. 「レンダリング」メニューから「アニメーションレンダリング」を選択します。
  10. アニメーションレンダリングが開始されます。

    参照アニメーションレンダリングについては、「Shade3D マニュアル」およびリファレンスマニュアルの『「モーション」ウインドウ』を参照してください。

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