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「モーション」

Basic Standard Professional Civil Ultimate
O O O O O

モーションおよびアニメーションレンダリングの設定を行います。


モーション設定

形状のモーション設定を行います。各種ジョイントの値を時間軸に沿って変化させます。

1.シーケンス操作   2.プレビュー操作   3.プレビューオプション   4.キーポイント操作   5.読込/保存  
6.モーションポイント設定   7.シーケンスボックス   8.モーションボックス  

シーケンス操作

1.「アニメーション設定表示/非表示切り替え」
フレーム数などのアニメーション全体の設定や、アニメーションレンダリングの設定を行う「アニメーション設定」を表示します。
「アニメーション設定」
2.「シーケンスモード切り替え」チェックボックス
オンのとき、シーケンスモードに入ります。図形ウインドウの表示およびレンダリングされるイメージは、シーケンスカーソルの位置のジョイントの状態を反映したものになります。
オフのとき、シーケンスモードから抜け、図形ウインドウの表示およびレンダリングされるイメージは、カレントモードのジョイントの状態を反映したものになります。
3.「縮小表示」
アクティブモーションボックスの表示の幅を縮小します。シーケンスカーソルを中心に、クリックした回数の逆数倍で縮小されます。
現在の縮小率は、「-」と「+」の間の「表示倍率インジケータ」に表示されます。
TIPSCtrlまたはZWindows/optionmacOSを押したままクリックすると1/2倍かそれに近い整数倍に縮小します。
TIPSshiftを押したままクリックすると、等倍に戻ります。
TIPSspace+CtrlまたはZWindows/space+optionmacOSを押したまま、シーケンスルーラ、シーケンスキーボックス、モーションボックス、モーションライン、モーションリストをクリックするとその位置を中心に縮小します。
4.「拡大表示」
アクティブモーションボックスの表示の幅を拡大します。シーケンスカーソルを中心に、クリックした回数と同じ倍数で拡大されます。
現在の拡大率は、「-」と「+」の間の「表示倍率インジケータ」に表示されます。
TIPSCtrlまたはZWindows/optionmacOSを押したままクリックすると、2倍に拡大します。
TIPSshiftを押したままクリックすると、等倍に戻ります。
TIPSspace+XWindows/space+commandmacOSを押したまま、シーケンスルーラ、シーケンスキーボックス、モーションボックス、モーションライン、モーションリストをクリックするとその位置を中心に拡大します。
5.「表示倍率インジケータ」ポップアップメニュー
モーションボックスの表示の幅の倍率を表示します。
倍率表示部分をクリックすると表示されるポップアップメニューから倍率を選択します。

プレビュー操作

1. 「最初のフレームに移動」
シーケンスカーソルを0フレームまたはアニメーション設定の「開始」テキストボックスに入力されているフレームに移動します。
2. 「1フレーム戻る」
シーケンスカーソルを1フレーム戻します。
3. 「停止」
プレビュー再生を停止します。停止するとシーケンスカーソルを「再生」をクリックしたときのシーケンス値に戻します。
4. 「再生」
モーションをプレビュー再生します。
「プレビュー」ポップアップメニューの設定と「スナップ」チェックボックス、「ループ」チェックボックスの状態によってプレビュー再生方式が変わります。
4. 「一時停止」
「再生」をクリックすると「再生」の代わりに表示されます。
プレビュー再生を一時停止します。
5. 「1フレーム進む」
シーケンスカーソルを1フレーム進めます。
6. 「最後のフレームに移動」
シーケンスカーソルをアニメーション設定の「終了」テキストボックスに入力されているフレームに移動します。
7. 「後方にジャンプ」
シーケンスカーソルをジャンプテキストボックスに入力されているフレーム数分、後方に戻します。
8. 「前方にジャンプ」
シーケンスカーソルをジャンプテキストボックスに入力されているフレーム数分、前方に進めます。
9.「ジャンプフレーム」テキストボックス
「後方にジャンプ」、「前方にジャンプ」でジャンプするフレーム数を設定します。

プレビューオプション

1. 「ループ」ラジオボタン
オンのとき、一時停止されるまで「アニメーション設定」の「開始」「終了」テキストボックスで設定した範囲のプレビュー再生を繰り返します。
2. 「プレビュー」ポップアップメニュー
プレビュー再生時のオブションを選択します。
「フレームスキップ」
オンのとき、プレビュー再生時にコンピュータの性能に応じてモーションのフレームをスキップして、実時間でプレビュー再生します。
オフのとき、コンピュータの性能を無視して、アニメーション設定の「ステップ」テキストボックスの値ごとにフレームをプレビュー再生します。
「簡易表示」
オンのとき、プレビュー再生時にコンピュータの性能に応じて図面表示を一時的に「テクスチャ表示」→「シェーディング表示」→「ワイヤフレーム表示」→「スキン計算を無効化」→「バウンディングボックス表示」へと段階的に切り替え、形状描画の負荷を軽減します。
3.「スナップ」
オンのとき、シーケンスカーソルをドラッグして移動したときのシーケンス値を1フレーム単位でスナップします。
「スナップ」「フレームスキップ」がオンのとき、アニメーション設定の「ステップ」テキストボックスの値ごとにプレビュー再生します。
オフのとき、フレーム間(1.25などの小数点以下フレーム)の表示、フレーム間へのキーポイント作成を行えます。モーションのプレビュー再生時の実時間再生でも、より正確なフレームを描画します。
4.「シーケンスカーソル値」テキストボックス
マウスポインタがモーションボックス内にある場合、マウスポインタのあるシーケンス値を表示します。
マウスポインタがモーションボックス外にある場合、シーケンスカーソルの位置(シーケンス値)を表示します。
シーケンスを入力すると、シーケンスカーソルが入力したシーケンス値に移動します。

キーポイント操作

「キーポイント」は「シーケンスキーポイント」、「モーションポイント」の総称です。説明中「キーポイント」と記されている場合「シーケンスキーポイント」と「モーションポイント」の両方を意味します。

1. 「最初のモーションポイント」
シーケンスカーソルを最初のモーションポイントのシーケンス値に移動し、そのモーションポイントを選択します。
2. 「前のモーションポイント」
シーケンスカーソルを現在の位置から、前のモーションポイントのシーケンス値に移動し、そのモーションポイントを選択します。
3. 「作成」
シーケンスカーソルの位置に、キーポイントを作成します。すでにそのシーケンス位置にシーケンスキーやモーションポイントがある場合は、更新します。
階層構造になっているジョイントの上位ジョイントにキーポイントを作成すると、子階層のジョイント全ての同じシーケンス位置にキーポイントが作成されます。
子階層に作成されたキーポイントは共通するシーケンスキーポイントに連動します。
階層構造ではないジョイント構造
選択しているジョイントにのみキーポイントが作成されます。
ブラウザ構造(並列)
選択ジョイントにのみキーポイントが作成される(ブラウザで複数選択の場合、最上位のジョイントに作成)
キーポイントの移動では選択ジョイントのキーポイントのみ移動
階層構造をもつジョイント構造
選択しているジョイント以下の子階層のジョイント全てにキーポイントが作成されます。
ブラウザ構造(階層)
子階層のジョイント全てにキーポイントが作成される
キーポイントの移動では子階層のジョイント全てのキーポイントが移動
4. 「削除」
選択しているキーポイントを削除します。
TIPSXWindows/commandmacOSを押したままクリックすると、選択しているモーションポイントだけを削除します。
5. 「次のモーションポイント」
シーケンスカーソルを現在の位置から、次のモーションポイントのシーケンス値に移動し、そのモーションポイントを選択します。
6. 「最後のモーションポイント」
シーケンスカーソルを最後のモーションポイントのシーケンス値に移動し、そのモーションポイントを選択します。
7. 「オートキー」チェックボックス
オンのとき、ジョイント値の変更が行われると、自動的にそのシーケンス位置にシーケンスキーやモーションポイントを作成します。すでにそのシーケンス位置にシーケンスキーやモーションポイントが存在する場合は、自動的に更新します。
8.「グループ」ポップアップメニュー
アクティブモーションボックス内をドラッグまたはshiftを押しながら2つ以上キーポイントを選択しているとき、有効となります。
選択している範囲に、ポップアップメニューから選択した色のマーカーを表示します。
9.「繰り返し」テキストボックス、ポップアップメニュー
キーグループの繰り返し回数を指定します。ポップアップメニューで10回まで、テキストボックスでそれ以上の回数を指定できます。
指定した回数だけ繰り返し、キーポイントを作成します。繰り返しで作成されたキーポイントも、キーグループに含まれます。
繰り返しを適用しているグループを選択している状態で、再度繰り返し回数を指定することで、繰り返し回数を増減することができます。
キーグループを削除すると、繰り返しで作成されたキーポイントも削除されます。
繰り返しの範囲は、シーケンスキーボックスがグレーになっている範囲です。シーケンスキーボックスをドラッグして、変更することができます。
グループ化されていないキーポイント選択している場合は、指定した回数だけ繰り返して、キーポイントをキーグループ化します。このとき、アクティブなジョイントの名前が、キーグループの名前になります。
10. 「編集」ポップアップメニュー
キーポイントを操作するメニューが表示されます。
「コピー」
アクティブモーションボックス内の選択されたキーポイントをコピーします。
コピーされる内容は、現在のシーケンスカーソルの位置を基準とする相対的なシーケンス値、ジョイントの状態、パス、「コーナー」チェックボックスのオン/オフ、「スローイン」スライダ、「スローアウト」スライダの値です。
「コピー」の操作は、「編集」メニューの操作には影響されません。
「貼り付け」
コピーされたキーポイントを貼り付けます。
コピーの操作によって記憶されたキーポイントを、選択しているジョイントに貼り付けます。
貼り付けられたキーポイントには、コピーされたときのシーケンス値と現在のシーケンス値との差、ジョイントの状態、パス、「コーナー」チェックボックスのオン/オフ、「スローイン」スライダ、「スローアウト」スライダの値が適用されています。
「貼り付け」の操作は、「編集」メニューの操作には影響されません。
「削除」
選択しているキーポイントを削除します。
「-」(削除)と同じ機能です。
TIPSXWindows/commandmacOSを押したままクリックすると、選択しているモーションポイントだけを削除します。

「全て選択」
全てのジョイントの全てのキーポイントを選択します。
「パート以下を全て選択」
選択しているパートの階層以下のジョイントのキーポイントを全て選択します。
「独立ポイントを選択」
シーケンスキーを持っているジョイントを削除したときに残されるポイント(独立ポイント)をすべて選択します。

「シーケンスキーフレームから分離」
モーションポイントをシーケンスキーから分離します。
「シーケンスキーフレームから分離(下位パートを含む)」
下位パートを含めたモーションポイントをシーケンスキーから分離します。
「シーケンスキーフレームを結合」
別々のシーケンスキーに従属したモーションポイントを1つのシーケンスキーに統合します。

「タイムシフト」
「タイムシフト」ダイアログボックスが表示されます。選択したキーポイントを任意のフレーム数だけ移動します。
「シフト量」テキストボックス
テキストボックスに、現在のシーケンス値からキーポイントを移動するフレーム数を設定します。
「タイムストレッチ」
「タイムストレッチ」ダイアログボックスが表示されます。選択した範囲のキーポイントを任意の割合で伸縮します。
「基準位置」ポップアップメニュー
選択しているキーポイントのシーケンス値の範囲のどこをストレッチ(伸縮)の基準にするかを選択します。
「ストレッチ比率」テキストボックス
ストレッチの比率(伸縮率)を設定します。負の値は設定できません。
「クォンタイズ」
「クォンタイズ」ダイアログボックスが表示されます。選択しているシーケンス値が小数点以下にずれてしまったキーポイントのシーケンス値を整数にそろえます。
タイムストレッチ機能を使用した場合は、モーションポイントのシーケンス値が小数点以下の値を持つことがあります。このような状態では、モーションポイントの操作を行いにくくなったり、アニメーションレンダリング時に意図しない結果になることがあります。クォンタイズで整数に揃えることでこれらの問題を解消します。
「クォンタイズ方式」ポップアップメニュー
小数点以下にずれたシーケンス値を整数値に戻すときの、小数点以下の値の処理方式を選択します。
「ステップ」テキストボックス
クォンタイズ後のシーケンス値の最大公約数を設定します。
「3」を入力した場合は、クォンタイズ前の「65.7」というシーケンス値は、クォンタイズ後には3の倍数である「66.0」に変更されます。同様に「7」を入力した場合は、クォンタイズ前の「65.7」というシーケンス値は、クォンタイズ後には7の倍数である「63.0」に変更されます。

「作成/削除(選択ジョイントのみ)」
オンのとき、「+」(作成)、「-」(削除)の操作対象をそのときに選択されている単一のジョイントのキーポイントのみとします。
標準ではオフになっており、すべての子ジョイントもキーポイント操作の対象となります。
「作成(単一IK)」
IKが割り当てられたジョイントに対してのみ有効となります。
「作成(単一IK)」をオンにすると、「作成(複数IK)」はオフになります。
オンのとき、選択しているIKのルートからエンドまでのジョイントと、ゴールのジョイントにキーを登録します。
複数のIKに関連するジョイントを選択の場合、関連するジョイントにもキーを登録します。
「作成(複数IK)」
IKが割り当てられたジョイントに対してのみ有効となります。
「作成(複数IK)」をオンにすると、「作成(単一IK)」はオフになります。
オンのとき、選択しているIKの子要素に他のIKが割り当てられている場合、そのIKにもキーを登録します。
ただし、選択ジョイントより上の階層への登録は行いません。
子ジョイントでもIKが割り当てられていない普通のジョイントはキーポイント操作の対象になりません。
すべての子ジョイントに対してキーポイント操作を行う場合は、作成(単一IK)」または「作成(複数IK)」および、「作成/削除(選択ジョイントのみ)」をオフにして操作を行います。
重要IKが割り当てされていない普通のジョイントを選択した状態では、「作成(単一IK)」または「作成(複数IK)」をオンにしていても影響はありません。「作成/削除(選択ジョイントのみ」のオン/オフで、キーポイント操作の対象となるジョイントが変わります。

読込/保存

1.「読込...」
モーション設定ファイル(.shdmtn、.xmlshdmtn)を読み込み、現在のシーケンスカーソルの位置から、選択しているジョイントにモーション設定を適用します。
読み込まれる内容は、「キー編集」ポップアップメニューの「貼り付け」と同様です。
2.「保存...」
選択しているモーションポイントの情報をモーション設定ファイル(.shdmtn、.xmlshdmtn)として保存します。
保存される内容は、「キー編集」ポップアップメニューの「コピー」と同様です。
3. 「開始フレーム」
シーケンスカーソルがある位置をアニメーションのフレームの開始位置に設定します。
設定した開始位置は、アニメーション設定の「開始」テキストボックスに反映されます。
4. 「終了フレーム」
シーケンスカーソルがある位置をアニメーションのフレームの終了位置に設定します。
設定した終了位置は、アニメーション設定の「終了」テキストボックスに反映されます。

モーションポイント設定

1.「ジョイント名」
選択しているジョイント名が表示されます。
2.「縦縮小」
各ジョイントのモーションボックスの表示の高さを縮小します。シーケンスカーソルを中心に、クリックした回数の逆数倍で縮小されます。
現在の縮小率は、「-」と「+」の間の「表示倍率インジケータ」に表示されます。
TIPSCtrlまたはZWindows/optionmacOSを押したままクリックすると、1/2倍かそれに近い整数倍に縮小します。
TIPSshiftを押したままクリックすると、等倍に戻ります。
TIPSspace+CtrlまたはZWindows/space+optionmacOSを押したまま、シーケンスルーラ、シーケンスキーボックス、モーションボックス、モーションライン、モーションリストをクリックすると、その位置を中心に縮小することができます。
3.「縦拡大」
各ジョイントのモーションボックスの表示の高さを拡大します。シーケンスカーソルを中心に、クリックした回数と同じ倍数で拡大されます。
現在の拡大率は、「-」「+」の間の「表示倍率インジケータ」に表示されます。
TIPSCtrlまたはZWindows/optionmacOSを押したままクリックすると、2倍に拡大します。
TIPSshiftを押したままクリックすると、等倍に戻ります。
TIPSspace+XWindows/space+commandmacOSを押したまま、シーケンスルーラ、シーケンスキーボックス、モーションボックス、モーションライン、モーションリストをクリックすると、その位置を中心に拡大することができます。
4.「表示倍率インジケータ」ポップアップメニュー
モーションボックスの表示の幅の倍率を表示します。
倍率表示部分をクリックすると表示されるポップアップメニューから倍率を選択します。
5.「範囲」チェックボックス
オンのとき、ジョイント値リミッタが表示され、ジョイント値およびモーション曲線の設定値に制限を与えることができます。
オフのとき、ジョイント値リミッタが消え、制限がなくなります。
「形状情報」ウインドウの「範囲」チェックボックスおよびリミッタと連動しています。
a.「上限リミッタ」
上下にドラッグしてリミッタの範囲を設定します。値の上限を設定します。
b.「下限リミッタ」
上下にドラッグしてリミッタの範囲を設定します。値の下限を設定します。
6.「スムーズ」チェックボックス
オンのとき、モーション曲線を自動的にスムース化します。
TIPSCtrlまたはZWindows/optionmacOSを押したままクリックすると、同じシーケンスキーに連動している、すべてのモーションポイントの「スムーズ」チェックボックスを同時に操作することができます。
7.「コーナー」チェックボックス
モーションポイントを選択しているとき、アクティブになります。
オンのとき、選択したキーポイント部分のモーション曲線は直線的な折れ線となり、モーションの変化は急になります。
オフのとき、選択したキーポイント部分のモーション曲線は滑らかな曲線になり、モーションの変化は緩やかになります。
TIPSCtrlまたはZWindowsoptionmacOSを押したままクリックすると、同じシーケンスキーに連動している、すべてのモーションポイントの「コーナー」チェックボックスを同時に操作することができます。
8.「スローイン」テキストボックス、スライダ
モーションポイントを選択しているとき、アクティブになります。
選択しているモーションポイントに対して、前のモーションポイントからのモーションの入り方を設定します。
「スローイン」の値を大きくすると、モーションは速度を落としながら入ってきます。最大にすると、モーションポイント上でいったん静止します。
9.「スローアウト」テキストボックス、スライダ
モーションポイントを選択しているとき、アクティブになります。
選択しているモーションポイントに対して、後のモーションポイントへのモーションの出方を設定します。
「スローアウト」の値を大きくすると、モーションは低い速度から出ていきます。最大にすると、静止状態から出ていきます。
10.「カメラモード」ポップアップメニュー
カメラ形状を選択しているときに表示されます。
カメラのモーションパスの補間の基準となる点を指定します。
注意「視点」、「注視点」はカメラの回転を滑らかにすることを優先するため、キーフレーム間で視線がぶれる場合があります。
11.「キーポイントシーケンス値」テキストボックス
モーションポイントを選択しているときにアクティブになります。
選択しているキーポイントのシーケンス値を表示します。数値を入力して選択しているキーポイントのシーケンス値を設定します。
12.「カレントジョイント値」テキストボックス
ボールジョイントおよびカメラ形状以外のジョイントを選択しているとき、有効となります。
選択しているキーポイントのジョイント値を表示します。数値を入力して選択しているキーポイントのジョイント値を設定します。
ジョイント値上限リミッタおよびジョイント値下限リミッタで設定されている限界値を越える値を入力した場合、入力後にジョイント値スライダをクリックすると、ジョイント値は限界値に戻ります。
ジョイント値リミッタを少しドラッグすると、ジョイント値が限界値として設定されます。
13.「ジョイント選択ボックス」
シーンにあるジョイントが階層構造で表示されます。
選択したジョイントが最上部の「アクティブモーションボックス」に表示されます。
c.「ジョイント名」
ジョイントの名前が表示されます。
d.「グラフ開示」
ジョイントボックス内で選択しているジョイントのモーションボックスの開閉を行います。
e.「ツリー開示」
ジョイントボックス内で選択しているジョイントのツリーの開閉を行います。
14.「アクティブ」
選択しているジョイントが、ジョイント選択ボックス内に表示されていない場合に、ジョイント選択ボックスを自動的にスクロールして、ジョイントをジョイントボックス内に表示します。
15.「開示」
アクティブモーションボックスを開閉します。
グラフ表示に切り替えることをモーションボックスを開く、モーションライン表示に切り替えることをモーションボックスを閉じる、と呼ぶことがあります。
下向きの三角形表示
グラフ表示されます。
右向きの三角形表示
モーションライン(直線)で表示されます。
16.「ジョイント値」スライダ
モーションボックスが開かれているときに表示されます。
ボールジョイントおよびカメラ形状以外のジョイントを選択しているとき、有効となります。
ジョイント値を設定します。ジョイント値上限リミッタおよびジョイント値下限リミッタで設定される限界値の範囲内の値を設定できます。

シーケンスボックス

シーケンスカーソルの操作、シーケンスキーポイントの編集を行います。

1.「シーケンスカーソル」
シーケンスカーソルは、シーケンスルーラ上に下向きの三角形で表示されます。
現在のシーケンス値を指定し、ジョイントにそのシーケンス値を適用して、図形ウインドウの表示を変更します。
シーケンスルーラをクリックすると、その位置にシーケンスカーソルが移動します。
シーケンスカーソルをドラッグすると、現在のシーケンス値が変更されます。
モーションボックスやモーションリストでは、シーケンスカーソルの位置に垂直線が表示されます。
2.「シーケンスルーラ」
シーケンスモードのときに表示されます。
シーケンス値の目安となる数値と目盛りが表示されています。
シーケンスルーラ上に、シーケンスカーソルが表示されています。
カレントモードのとき、シーケンスルーラをクリックすると、シーケンスモードに入ります。
3.「シーケンスキーボックス」
シーケンスキーポイントの表示、選択、作成、削除、移動、移動コピーが行われます。
4.「シーケンスキーポイント」
ジョイント値を設定したシーケンス上に表示されます。

モーションボックス

ジョイントのモーションポイントの選択、作成、移動、モーション曲線の表示を行います。モーションボックスの表示状態は、「モーション表示」によりモーションライン表示とグラフ表示に切り替えることができます。

1.「アクティブモーションボックス」
選択しているジョイントのモーションボックスが表示されます。
ボールジョイントとカメラ形状以外のジョイントのモーション設定の様子がモーション曲線として視覚的にグラフ表示されます。モーションポイントの移動などの操作を行います。
2.「モーション曲線」
ジョイントの値による曲線で表示されます。ボールジョイントとカメラ形状では直線で表示されます。
曲線表示(ボールジョイント、カメラ形状以外)
直線表示(ボールジョイント、カメラ形状)
モーション設定はモーションボックスにモーション曲線として表示されます。モーション曲線により、モーション設定を視覚的に把握することができます。
モーション曲線が直線のとき、ジョイント値は一定速度(加速度が0)で変化します。
直線の傾き方が大きい(垂直に近い)ほど速く、小さい(水平に近い)ほど緩やかに変化します。
直線が水平のとき、ジョイント値は変化せず、静止状態となります。
モーション曲線が曲線のとき、ジョイント値は加速度をもって滑らかに変化します。
モーション曲線が折れているとき、ジョイント値は急に変化します。
3.「モーションポイント」
シーケンス位置でのジョイントの値を表示します。モーションポイント間でのジョイント値の変化量を調整するハンドルを持ちます。
4.「ハンドル」
モーションポイントを選択しているとき、表示されます。角度や長さによってモーション曲線の曲がり方を操作します。
「コーナー」チェックボックスがオンのとき、ハンドルは左右それぞれが独立して操作可能となり鋭角なモーション曲線を作成できます。
「コーナー」チェックボックスをオフにして折れたハンドルの片側を操作すると両側が連動して動き、滑らかなモーション曲線を作成できます。
参照「コーナー」チェックボックス
5.「モーションライン」
ジョイントのモーションポイントの選択、作成、移動、モーション曲線をシーケンス軸に投影した直線の表示を行います。
モーションラインの表示状態は、「モーション表示」によりモーションボックス表示と切り替えることができます。

「アニメーション設定」

フレーム数などのアニメーション全体の設定や、アニメーションレンダリングの設定を行います。

「リーディングフレーム数」テキストボックス
シーケンスの前に表示するフレーム数か時間を入力します。
「フレーム数」テキストボックス
モーション設定を行うフレーム総数か時間を入力します。
「トレーリングフレーム数」テキストボックス
シーケンスの後に表示するフレーム数か時間を入力します。
「開始」テキストボックス
アニメーションレンダリングを開始するフレーム番号かタイムコードを入力します。
「終了」テキストボックス
アニメーションレンダリングを終了するフレーム番号かタイムコードを入力します。
「フレームレート」テキストボックス
フレームレートを設定します。初期設定では30fpsが設定されています。
「ステップ」テキストボックス
アニメーションレンダリングで、実際にレンダリングするフレームまたは時間の間隔を入力します。
「シーケンス」ポップアップメニュー
「モーション」ウインドウで使用されるシーケンス値の表示方法を「フレーム」「タイムコード」から選択します。
「インターレース」ポップアップメニュー
「なし」以外を選択すると、アニメーションレンダリング時にインターレース方式でレンダリングします。インターレース方式を「奇数フィールドを優先」と「偶数フィールドを優先」から選択します。
「ドロップフレーム」チェックボックス
オンのとき、NTSC方式の標準的なフレームレートである29.97fpsを30fpsに補正してシーケンスを表示します。
「オブジェクト」チェックボックス
オンのとき、オブジェクトムービーの素材を作成します。
「行数」テキストボックス
オブジェクトムービーの素材を作成するときの行数を入力します。
「サウンドプレビュー」チェックボックス
オンのとき、「モーション」ウインドウの再生ボタンをクリックすると、選択しているサウンドオブジェクトのサウンドをプレビュー再生します。モーションが設定されている場合は、プレビュー再生にも反映されます。また、「3Dサウンド」チェックボックスをオンにすると、3Dサウンド効果も反映されます。
「3Dサウンド」チェックボックス
オンのとき、シーン全体の3Dサウンド機能による立体音響処理を有効にします。3Dサウンド機能は、距離減衰、伝搬遅延、ドップラー効果、左右の耳での微妙な音の違い(音量、遅延)を再現します。
「サウンド出力...」
サウンドトラックのみを出力します。
「アニメーションレンダリング...」
アニメーションレンダリングを開始します。サウンドトラックも含めて出力されます。なお、この際のレンダリングにはイメージウインドウのレンダリング設定が使用されます。

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