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FogPlusリファレンス

●FogPlusダイアログボックス

FogPlus

「画像サイズ」
イメージウインドウが保持している画像のサイズが表示されます。
プレビューエリア
プレビューポップアップメニューで選択されている状態を表示します。
プレビューポップアップメニュー
プレビューエリアに表示する状態を選択します。
処理後
元画像にFogPlusでの設定を適用した状態を表示します。
処理前
元画像にFogPlusでの設定を適用する前の状態を表示します。
アルファチャンネル
元画像のアルファチャンネルを表示します。
Zバッファ
元画像のZ値を表示します。
「プレビュー」ボタン
クリックすると、プレビューポップアップメニューの選択状態にかかわらず、元画像にFogPlusでの設定を適用した状態(「処理後」の状態)をプレビューエリアに表示します。
「オートプレビュー」チェックボックス
プレビューポップアップメニューの選択状態にかかわらず、何らかの項目に変更があった場合は、元画像にFogPlusでの設定を適用した状態(「処理後」の状態)を自動的にプレビューエリアに表示します。
「カーソルターゲット」ポップアップメニュー
スタンダードフォグの「発生距離」「飽和距離」およびグラウンドフォグの「開始高度」「飽和高度」を選択し、プレビューエリアをクリックした位置にそれらを設定します。クリックは、Z値を保持している部分でのみ有効です。
「実行」ボタン(単独エフェクタ時)
「FogPlus」ダイアログボックスでの設定を元画像に適用します。
「OK」ボタン(エフェクタ時)
「FogPlus」ダイアログボックスでの設定を有効にして終了します。
「キャンセル」ボタン
「FogPlus」ダイアログボックスでの設定を無効にして終了します。
「設定のみ」ボタン(単独エフェクタ時)
「FogPlus」ダイアログボックスでの設定を元画像に適用せず、設定だけを保持して終了します。

◆「一般」タブ

FogPlusで適用するフォグのタイプおよび共通する項目についての設定を行います。

「フォグタイプ選択」グループ
フォグタイプポップアップメニュー
適用するフォグを「スタンダード」「グラウンド」「両方混合」から選択します。
「両方混合」を選択した場合は、「スタンダード」タブと「グラウンド」タブで設定した両タイプのフォグを同時に適用します。
スタンダードフォグ
グラウンドフォグ
両方混合フォグ
「共通設定」グループ
「フォグカラー」カラーボックス
適用するフォグの色を設定します。

◆「スタンダード」タブ

スタンダードフォグに関する設定を行います。

「距離設定」グループ
「発生距離」テキストボックス
スタンダードフォグが発生する位置を視点からの距離で設定します。
「飽和距離」テキストボックス
スタンダードフォグが飽和する(フォグの濃度が最も高くなる)位置を視点からの距離で設定します。
[+]ボタン
ボタンを押してからプレビューエリアをクリックした位置に、「発生距離」「飽和距離」を設定します。クリックは、Z値を保持している部分でのみ有効です。
「ジョイントを使用」チェックボックス
オンにした場合、「発生距離」「飽和距離」の値にFogPlus専用のジョイント「FogPlusコントローラ」のジョイント値が反映されるようになります。「発生距離」および「飽和距離」をアニメーションさせる場合に使用します。
「FogPlusコントローラ」は、ツールボックスの「part」ツールから「FogPlusコントローラ」を選択すると作成されます。
「濃度特性」グループ
「飽和濃度」テキストボックス、スライダ
「飽和距離」でのフォグの濃度(フォグの濃度が最も高い状態)を設定します。濃度が100%のとき、完全に不透明なフォグになります。
「ジョイントを使用」チェックボックス
オンにすると、「飽和濃度」の値にFogPlus専用のジョイント「FogPlusコントローラ」のジョイント値が反映されるようになります。「飽和濃度」をアニメーションさせる場合に使用します。
「FogPlusコントローラ」はツールボックスの「part」ツールから「FogPlusコントローラ」を選択すると作成されます。
「曲線特性」テキストボックス、スライダ
発生距離から飽和距離までのフォグの濃度変化の様子を設定します。
初期値(「曲線特性」:0.5)では、フォグの濃度は発生距離から飽和距離まで、距離に正比例して高くなります。
スライダを左に動かすにつれて、フォグの濃度は発生距離から急に高くなり、その上昇は飽和距離付近で緩やかになります。スライダを右に動かすにつれて、フォグの濃度は発生距離から緩やかに高くなり、その上昇は飽和距離付近で急になります。



同じ発生範囲での曲線特性によるフォグの濃度変化を比較(上から「曲線特性」:0.5/0.1/0.9)

◆「グラウンド」タブ

グラウンドフォグに関する設定を行います。

「範囲設定」グループ
「発生位置」ポップアップメニュー
グラウンドフォグの発生する位置を選択します。
地面
グラウンドフォグが上方向に発生します。
天井
グラウンドフォグが下方向に発生します。
「上限高度」テキストボックス、スライダ
グラウンドフォグの発生するY座標の上限値を設定します。
「発生位置」ポップアップメニューで「天井」を選択したとき、グラウンドフォグの濃度が最も高い位置になります。
なお、「発生位置」ポップアップメニューで「天井」を選択したとき、カメラの視点が「上限高度」より上にある場合は、フォグは描画されません。
「下限高度」テキストボックス、スライダ
グラウンドフォグの発生するY座標の下限値を設定します。
「発生位置」ポップアップメニューで「地面」を選択したとき、グラウンドフォグの濃度が最も高い位置になります。
なお、「発生位置」ポップアップメニューで「地面」を選択したとき、カメラの視点が「下限高度」より下にある場合は、フォグは描画されません。
「ジョイントを使用」チェックボックス
オンにすると、「上限高度」「下限高度」の値にFogPlus専用のジョイント「FogPlusコントローラ」のジョイント値が反映されるようになります。「上限高度」および「下限高度」をアニメーションさせる場合に使用します。
「FogPlusコントローラ」はツールボックスの「part」ツールから「FogPlusコントローラ」を選択すると作成されます。
「濃度設定」グループ
「飽和濃度」テキストボックス、スライダ
グラウンドフォグの濃度が最も高い位置での濃度を設定します。濃度が100%のとき、完全に不透明なフォグになります。
「ジョイントを使用」チェックボックス
オンにすると、「飽和濃度」の値にFogPlus専用のジョイント「FogPlusコントローラ」のジョイント値が反映されるようになります。「飽和濃度」をアニメーションさせる場合に使用します。
「FogPlusコントローラ」はツールボックスの「part」ツールから「FogPlusコントローラ」を選択すると作成されます。
「濃度」テキストボックス、スライダ
グラウンドフォグ全体の濃度を設定、調整します。この項目でフォグの濃度を上げても、「飽和濃度」以上にフォグが濃くなることはありません。
また、「濃度」の数値は絶対的な値ではありません。発生範囲や飽和濃度により、相対的に変化します。プレビューで確認して調整してください。



同じ発生範囲での「濃度」によるフォグの比較(上から「濃度」:200/250/300)

◆「オプション」タブ

FogPlusのオプションについての設定を行います。

「色補正」グループ
「使用する」チェックボックス
オンにすると、フォグの発生範囲にあわせて明度および彩度をコントロールすることができます。ただし、「レンダラと結合」チェックボックスをオンにした状態では、効果はありません。
この機能を使うことで、遠方ほど彩度を落として空気遠近法を再現することなどができます。また、スタンダードフォグの場合は、色補正の度合いをフォグの濃度と無関係に調整することができます。
「明度」スライダ
色補正を「使用する」チェックボックスがオンのときに有効です。フォグの発生範囲の画像の明度を設定します。
「彩度」スライダ
色補正を「使用する」チェックボックスがオンのときに有効です。フォグの発生範囲の画像の彩度を設定します。
「リセット」ボタン
「明度」「彩度」スライダで設定した値を0に戻します。
「オプション」グループ
「レンダラと結合する」チェックボックス
オンにすると、レンダリング後のエフェクト処理では不可能な反射や透明な物体に対するフォグの影響を計算し、画像に反映することが可能になります。
ただし、以下のような制限があります。

・レンダリング手法が「レイトレーシング」および「パストレーシング」のみで有効です。
・正確なプレビューを行うことはできません。
・グラウンドフォグには対応していません。
・色調補正機能には対応していません。
・ShadeGrid Serverには対応していません。

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