「マルチパス」タブ
マルチパスレンダリングに関する各種設定を行います。
- 「マルチパスを保持する」チェックボックス
- マルチパスレンダリングを実行するためには、このチェックボックスをチェックして、マルチパスに関する各種情報を有効にする必要があります。このチェックボックスがチェックされていない場合には、「マルチパス」タブ内の他の設定項目は有効となりません。
- マルチパスの情報ウインドウ
- 「マルチパスを保持する」チェックボックスの下に存在し、同チェックボックスがチェックされているときに設定が可能となります。このウインドウ内でどのパスを保持するかを選択することができます。対象となるシーンに要素となる情報が存在しない場合には、その要素(パス)については、非アクティブな状態となり、選択することはできません。
重要Basicでは「透明度」と「Z値」のみが表示されます。
- チェックボックス
- ウインドウ左側に存在するチェックボックスをチェックすることで、そのパスをレンダリング時に保持することが可能となります。設定を変更すると、「マルチパス」タブの下部にある「合計サイズ」/「レイヤー数」/「チャンネル数」の情報が更新されます。多くの情報を保持すると、取り扱う情報が非常に大きなものとなり、処理するための負荷が大きくなってしまいますので注意してください。
- 種別
- 該当するパスの種別を表示しています。
- パス
- パスの名称を表示しています。
- ID
- パスのIDを表示しています。このIDは、レンダリング結果の画像を保存するときに、「マルチレイヤー」を選択すると、レイヤー名に反映されます。「マルチレイヤー(個別ファイル)」を選択すると、保存するファイル名に反映されます。また、スクリプト、プラグインからパスを取得する際のキーとなります。
- 要素
- 該当するパスについて、保持される画像の情報の種類(チャンネル)を表示しています。
- 「Z値」グループ
- 「Z値」、「Z値(n次レイ)」の要素をマルチパスレンダリングする際に関連する設定項目です。
- 「自動」チェックボックス
- チェックボックスがチェックされているとき、最大距離をシーン全体のサイズから自動的に算出します。
- テキストボックス
- テキストボックスに数値を入力することで、最大距離を任意に設定することができます。
- 「データパスでアンチエリアシングを適用しない」チェックボックス
- 対象となる要素は、「座標値」、「XY法線」、「法線」、「UV座標(UV1)」、「UV座標(UV2)」、「Z値」、「形状ID」、「表面材質ID」、「マーカー」で、対象となる要素をマルチパスレンダリングする際に、アンチエリアシングを適用しないレンダリング結果を生成します。
- 「合計サイズ」/「レイヤー数」/チャンネル数
- 「マルチパス」タブの設定状態に応じて、現在のレイヤー数、チャンネル数の情報やマルチパスレンダリングに必要なメモリ量が表示されます。多くの要素を含むマルチパスレンダリングを実行すると、負荷が非常に高い処理となりますので、この項目をチェックして、設定を行いましょう。これらの表示は「マルチパス」タブの設定内容を変更することで、自動的に更新されます。
参照パス:サンプル数