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リプリケータの情報

リプリケータを選択しているときに表示されます。
「パスリプリケータ」「サーフェスリプリケータ」のどちらを選択しているかによって、表示される内容は異なりますが、ここでは共通の項目について説明します。

●パート属性グループ

◆「マトリクス」タブ

変換マトリクスが表示されます。

それぞれのテキストボックスには、変換の内容が表示されており、値を入力することで変更することができます。それぞれのテキストボックスの意味は、以下のとおりです。
すべては、対象となっている座標系が属している座標系から見た場合についての言及です。このことを「ローカル座標系から見て」と呼ぶことがあります。
また、初期状態の変換マトリクスを「単位マトリクス」と呼ぶことがあります。ジョイントの場合は、意味が異なる場合があります。

拡大縮小変換
図の「a」「e」「i」は、それぞれX、Y、Z座標軸方向の拡大縮小の比率です。
せん断変換
図の「b」「c」「d」「f」「g」「h」は、せん断の比率です。
「b」「d」は、それぞれXY座標平面でのY、X座標軸方向の「a」に対するせん断の比率です。
「f」「h」は、それぞれYZ座標平面でのZ、Y座標軸方向の「e」に対するせん断の比率です。
「c」「g」は、それぞれXZ座標平面でのZ、X座標軸方向の「i」に対するせん断の比率です。
回転変換
X、Y、Z座標軸上にそれぞれ、点(1, 0, 0)、(0, 1, 0)、(0, 0, 1)があるとき、回転の結果、それぞれ点(a, b, c)、(d, e, f)、(g, h, i)に移動します。

X座標軸回りにθ回転すると、
(1, 0, 0)→(1, 0, 0)
(0, 1, 0)→(0, cosθ, sinθ)
(0, 0, 1)→(0, -sinθ, cosθ)
となります。

Y座標軸回りにθ回転すると、
(1, 0, 0)→(cosθ, 0, -sinθ)
(0, 1, 0)→(0, 1, 0)
(0, 0, 1)→(sinθ, 0, cosθ)
となります。

Z座標軸回りにθ回転すると、
(1, 0, 0)→(cosθ, sinθ, 0)
(0, 1, 0)→(-sinθ, cosθ, 0)
(0, 0, 1)→(0, 0, 1)
となります。
直線移動変換(平行移動変換)
図の「tx」「ty」「tz」は、それぞれX、Y、Z座標軸方向の直線移動の距離です。単位はmmです。

◆「変換要素」タブ

変換するためのテキストボックス群が表示されます。

数値を入力することで、変換することが可能です。
パートに対して変換を行う場合は、パート内に含まれるすべての形状に対して変換が適用されます。また変換された形状は、パートの外に出しても、変換の結果が元に戻りません。


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