エラー診断「曲率が負の頂点」
接続するすべての面の状態が波打っているような頂点や、ブール演算などによって複雑に折り畳まれてしまった頂点など、これら曲率が負の頂点を選択します。
曲率(ガウス曲率)は、頂点に接続されたすべての面のその頂点に対する曲がり方を表します。ここでは曲がり方が均一(滑らか)な状態を「曲率が正」とし、不均一(でこぼこ)な状態を「曲率が負」としています。
曲率が正の頂点
曲率が負の頂点
曲率が負の頂点を選択することで、三角分割を行ったときなどに発生する、見た目では原因が分からないシワや3Dプリント時のエラーなどを修正する手がかりとする事ができます。
すべての選択モードで使用できます。
Basic | Standard | Professional | Civil | Ultimate |
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O | O | O | O | O |
使用方法
形状編集モードで曲率が負の頂点の選択を行います。
- メインメニューから:選択>エラー診断選択>「曲率が負の頂点」を選択します。
- ツールボックスから:編集>メッシュ>選択グループ>エラー診断選択>「曲率が負の頂点」を選択します。
曲率が負の頂点選択前
曲率が負の頂点選択後
参照「稜線の最適化」などを実行して、形状の滑らかさを改善するなどが行えます。(「稜線の最適化」実行後に曲率が負の頂点が消えるわけではありません。)
形状全体に「稜線の最適化」を適用後