「色補正」ウインドウ
「表示」メニューから「色補正」を選択すると表示されます。「色補正」ウインドウでは、レンダリングするイメージの明るさ、コントラスト、カラーバランス、彩度の簡単な調整を行います。
「色補正」ウインドウの設定は、再度レンダリングを実行することで、レンダリングイメージにも反映されます。設定はリアルカラー(RGB各32ビット)に対して反映されるので、画質の劣化の心配はありません。
色補正 |
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- 「レンダリング画像に即時反映する」チェックボックス
- オンにすると、「色補正」ウインドウで行った調整の結果をリアルタイムにレンダリング画像に反映します。
重要色補正の結果をレンダリング画像に即時反映するためには、「レンダリング」設定の「イメージ」タブで、ピクセル深度を「128bits」に設定してレンダリングを実行しておく必要があります。「32bits」「64bits」のときは、色補正の結果を反映させるためには、再度レンダリングを実行する必要があります。
重要「レンダリング画像に即時反映する」チェックボックスをオンにすると、その他の設定に関係なく、プレビューレンダリングの結果にはリアルタイムで反映されます。
重要「レンダリング画像に即時反映する」チェックボックスは、「Professional」と「Standard」にのみ搭載されています。
- 「ゲイン」スライダ、テキストボックス
- レンダリングされるイメージ全体の明るさを設定できます。「0」から「2」までの実数値で指定します。
- 「ガンマ」スライダ、テキストボックス
- レンダリングされるイメージの中間調部分の明るさを設定します。「0」から「2.5」までの実数値で指定します。
- 「コントラスト」スライダ、テキストボックス
- レンダリングされるイメージのコントラストを設定します。「0」から「2」までの実数値で指定します。
- 「バイアス」スライダ、テキストボックス
- 明暗の階調の傾きを変えずに、全体の明るさを変更します。
- 「彩度を変えない」チェックボックス
- オンにすると、RGBの比率を保ったまま、明るさを変更します。
- 補正前、補正後プレビュー
- 上が補正前、下が補正後です。初期状態では白の球が表示されていますが、レンダリング実行後は、イメージウインドウの内容が縮小して表示されます。補正後プレビューには、「色補正」ウインドウの設定を適用した色で表示されます。
- トーンカーブ
- 色補正曲線を表示します。縦軸は補正後の色、出力レベルです。横軸は補正前の色、入力レベルです。
補正後のイメージは、トーンカーブが垂直に近いほどコントラストが強く、水平に近いほどフラットになります。トーンカーブが上にあるほど明るく、下にあるほど暗くなります。トーンカーブをドラッグで直接変更することはできません。 - カラースケール
- トーンカーブに色を反映させたスケールを表示します。カラースケールを直接編集することはできません。
- 「カラー」スライダ
- ハイライト、中間調、シャドウカラーディスクで指定された色の彩度を変更します。値が「0」のとき、カラーバランスの補正は行われません。
- ハイライトカラーディスク
- 3つのカラーディスクの上側で、ハイライトの明度域の着色する色を指定して、カラーバランスの補正を行います。ディスクをクリックするか黒い四角形のポインタをドラッグして、RGBの比率(色相)を指定します。[Ctrl]キー(Windows)|[Option]キー(macOS)を押しながらディスクをクリックすると、OS標準のカラーピッカーが表示され、それを使用して調色することもできます。
- 中間調カラーディスク
- 3つのカラーディスクの中央で、中間調の明度域の着色する色を指定して、カラーバランスの補正を行います。ディスクをクリックするか黒い四角形のポインタをドラッグして、RGBの比率(色相)を指定します。[Ctrl]キー(Windows)|[Option]キー(macOS)を押しながらディスクをクリックすると、OS標準のカラーピッカーが表示され、それを使用して調色することもできます。
- シャドウカラーディスク
- 3つのカラーディスクの下側で、シャドウの明度域の着色する色を指定して、カラーバランスの補正を行います。ディスクをクリックするか黒い四角形のポインタをドラッグして、RGBの比率(色相)を指定します。[Ctrl]キー(Windows)|[Option]キー(macOS)を押しながらディスクをクリックすると、OS標準のカラーピッカーが表示され、それを使用して調色することもできます。
- 「リンク」チェックボックス
- オンにすると、ハイライト、中間調、シャドウに同じ色が設定します。それぞれのカラーディスクのポインタが連動します。
- 「初期設定」ボタン
- すべての設定値を初期設定に戻します。
- 「復帰」ボタン
- 直前の操作を取り消します。
- 「読込」ボタン
- 色補正ウインドウの設定を色補正設定ファイル(.shdcor、.xmlshdcor)から読み込みます。
- 「保存」ボタン
- 現在の「色補正」ウインドウの設定を色補正設定(.shdcor、.xmlshdcor)ファイルとして保存します。