スクリプトの使い方
スクリプトを使用するには、「スクリプト」ウインドウを使用します。
「スクリプト」ウインドウは、「表示」メニューから「スクリプト」を選択することで表示されます。
スクリプト |
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●スクリプトを作成する
スクリプトを作成するには、大きく分けて2つの方法があります。
◆プログラムを記述する
Shade3Dで使用できるプログラミング言語で、直接スクリプトを作成することができます。Shade3Dで使用できるプログラミング言語は、以下の通りです。
- Python:Win、Mac共通
スクリプトを記述するには、「スクリプト」ウインドウのテキスト入力エリアに直接記述するか、別のテキストエディタなどで記述してコピー、貼り付けします。
記述したスクリプトは、「保存」ボタンでスクリプトファイルとして保存することができます。
また、「読込」ボタンで、保存されたスクリプトファイルを使用することもできます。
スクリプト |
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(「スクリプト」ウインドウにスクリプトが記述された状態)
◆操作を記録する
一部の操作については、実際の操作をスクリプトとして記録させることができます。これにより、特にプログラミング言語を深く理解していなくても、スクリプトを作成することもできます。また、これらに手を加えて、より複雑なスクリプトを作成することができます。操作をスクリプトとして記録させるには、「スクリプト」ウインドウの「記録」チェックボックスをオンにします。
- 「ファイル」メニューから「新規シーン」を選択して、新規シーンを開きます。
- 球と閉じた線形状の掃引体を作成し、以下のように配置します。
- 「スクリプト」ウインドウが表示されていない場合は、「表示」メニューから「スクリプト」を選択して、「スクリプト」ウインドウを表示します。
- 球だけを選択した状態で、「スクリプト」ウインドウの「記録」チェックボックスをオンにします。
- マニピュレータで赤い矢印をドラッグして球をX軸方向に500グリッド移動します。
「スクリプト」ウインドウに直線移動の操作がスクリプトとして記述されます。
スクリプト - マニピュレータで赤い■をドラッグして球をX軸方向に拡大します。
「スクリプト」ウインドウに拡大の操作がスクリプトとして記述されます。
スクリプト - 「スクリプト」ウインドウの「記録」チェックボックスをオフにします。
- 「閉じた線形状の掃引体」を選択します。
- 「スクリプト」ウインドウの「実行」ボタンをクリックします。
閉じた線形状の掃引体に対して、球で記録した操作(直線移動と拡大)が実行されます。
●スクリプトを実行する
スクリプトを実行するには、大きく分けて以下の2つの方法があります。
- 「スクリプト」ウインドウの「実行」ボタンで実行する。
- 「スクリプト」メニューから選択して実行する。
◆「スクリプト」ウインドウから実行する
「スクリプト」ウインドウのテキスト入力エリアにスクリプトが記述されている状態で、「実行」ボタンをクリックします。
テキスト入力エリアには、自身で記述しても、操作を記録しても、既存のスクリプトファイルを読み込んでも構いません。
この方法は、基本的に同じスクリプトであっても、場合に応じて一部の値などを変更して実行したい場合に有効です。
◆「スクリプト」メニューから実行する
頻繁に使用するスクリプトは、「scripts」フォルダにファイルとして保存することで、いつでもShade3Dの「スクリプト」メニューから実行できるようにすることができます。
ここまでに作成したスクリプトを保存します。
- 「スクリプト」ウインドウの「保存」ボタンをクリックします。
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。 - 「保存する場所」に「scripts」フォルダを指定します。
- 名前を「移動拡大」と付けて保存します。
- Shade3Dを再起動します。
- 「スクリプト」メニューを選択して、「移動拡大.py」と表示されていることを確認します。
なお、「スクリプト」メニューから「その他...」を選択した場合は、指定したスクリプトファイルの内容を直接実行します。
注意
インターネットで配布されている Shade3D 用スクリプトファイルはスクリプトが作成された Shade3D のバージョンより古いバージョンでは動作しない場合があります。