ベベルの設定
ベベルの「設定」ボタンをクリックすると、「ベベルの設定」ダイアログボックスが表示され、ベベルの編集が可能になります。
●「ベベルの設定」ダイアログボックス
べベルラインを編集することができます。
ベベルの設定 |
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- 「掃引」テキストボックス
- 初期設定では、テキストエフェクタの「掃引」テキストボックスで設定した掃引距離を表示します。ここで数値入力して、あらためて掃引距離を設定することもできます。
- 「OK」ボタン
- ベベルラインを確定し、ダイアログボックスを閉じます。
- 「キャンセル」ボタン
- ベベルラインの編集を中止し、ウインドウを閉じます。編集中のベベルラインはクリアされます。
- 「リセット」ボタン
- 初期設定のベベルラインに戻します。編集中のベベルラインはクリアされます。
- 「ベベルの座標」「掃引の座標」表示ボックス
- マウスポインタがベベルラインのコントロールポイントや接線ハンドル上にあるときに、その座標値が表示されます。同様にコントロールポイントや接線ハンドルをドラッグして移動しているときにも、その座標値が表示されます。「ベベルの座標」は垂直方向、「掃引の座標」は水平方向で、ベベル設定ダイアログボックス左下の固定ベベルポイントが原点となります。
- 「スナップ」チェックボックス
- オンにすると、コントロールポイントをベベルライン編集エリア内のグリッドにスナップします。スナップ位置は、グリッドの交点および交点間の中間位置となります。
- 「逆方向」チェックボックス
- 使用するフォントによっては、ベベルの付けられる方向(文字アウトラインに対する外側/内側)が逆になることがあります。そのような場合に「逆方向」チェックボックスをオンにします。このとき、ベベルラインは垂直方向に反転することになります。
- 編集エリア調整スライダ
- ベベルラインの編集エリアの表示領域を変更することができます。スライダを右に動かすと縮小表示となり、左に動かすと拡大表示となります。[Space]キーを押しながらドラッグすると、表示部分を移動することができます。また、[Shift]キーを押しながらスライダをクリックすると、初期設定位置(中央)にスライダがセットされます。
- 「開く」ボタン
- 設定済みのべベルラインファイル(.bev)を開きます。この設定ファイルを「ベベルプロファイル」ファイルと呼びます。
重要Basicに搭載されているテキストエフェクタでは、「ベベルの設定」ダイアログボックスでベベルの設定を開くことはできないため、「開くボタン」はクリックできません。
- 「保存」ボタン
- 現在編集中のベベルラインを、ベベルプロファイルファイル(.bev)として保存します。
重要Basicに搭載されているテキストエフェクタでは、「ベベルの設定」ダイアログボックスで、ベベルの設定を保存することはできないため、「保存ボタン」はクリックできません。
●ベベルラインの編集
べベルラインのポイントは、両端のエンドポイントも含めて、ドラッグして自由に移動することができます。マウスカーソルをポイントの上に置くと、十字カーソルの右下に四角が表示され、ドラッグ移動が可能であることを示します。
- 「ポイントの指定」ダイアログボックス
- べベルのコントロールポイントの上でダブルクリックすると表示されます。ポイントの位置を数値入力することができます。
ポイントの指定 参考 コントロールポイントの上で、マウスの右ボタンをクリック(Windows)|[Control]キーを押しながらクリック(macOS)して表示されるコンテクストメニューでも、ポイントの指定ダイアログボックスを表示させることや、ポイントに関する各種の操作を実行することができます。
重要Basicに搭載されているテキストエフェクタでは、ポイントをダブルクリックしても「ポイントの設定」ダイアログボックスは表示されません。
●ポイントの追加
ベベルライン上で[Ctrl]キー(Windows)|[Option]キー(macOS)を押しながらクリックすると、ベベルライン上にコントロールポイントが追加されます。
べベルライン上で[Ctrl]キー(Windows)|[Option]キー(macOS)を押し続けると、十字カーソルの右下に+印が表示され、ポイント追加状態であることを示します。
●コントロールポイントの削除
コントロールポイント上で[Ctrl]キー+[Shift]キー(Windows)|[Option]キー+[Shift]キー(macOS)を押しながらクリックすることで、そのポイントが削除されます。
べベルライン上で[Ctrl]キー+[Shift]キー(Windows)|[Option]キー+[Shift]キー(macOS)を押し続けると、十字カーソルの右下に-印が表示され、ポイント削除状態であることを示します。
●コントロールポイントの複数選択
コントロールポイントをクリックすると、ポイントが選択されます。ポイントを選択した状態で、[Shift]キーを押しながら他のポイントをクリックすると、複数選択状態となります。[Shift]キーを押しながら選択されたポイントをクリックすると、そのポイントは選択解除されます。また、複数のポイントを囲むようにドラッグして複数選択することもできます。
複数選択状態から任意の選択されたポイントをドラッグ移動することで、選択されているすべてのポイントを一括して移動させることができます。
●接線ハンドルの追加
接線ハンドルを持たないポイントを選択し、コンテクストメニューの「接線ハンドルの追加」を選択すると、コントロールポイントにベジェ曲線の接線ハンドルが追加されます。接線ハンドルを編集することで、曲線のベベルラインを作成します。
追加された直後の接線ハンドルは、ハンドルを追加した頂点にスムーズをかけるように生成されています。
●接線ハンドルの編集
接線ハンドルを持つコントロールポイントが選択されると、接線ハンドルが表示されます。接線ハンドルをドラッグ移動して、ベベルラインの曲線を編集することができます。このとき、両側の接線ハンドルは連結されていない状態なので、反対側の接線ハンドルは移動しません。
スナップがオンになっている場合は、接線ハンドルの移動にもスナップが適用されます。
●接線ハンドルの連結
[Shift]キーを押しながら接線ハンドルをドラッグすると、連結モードでの編集になります。連結モードでは、両端の接線ハンドルとポイントが同一線上に並んだ状態で移動し、両側の接線ハンドルの長さは常に同じになるように調整されます。
●接線ハンドルの削除
[Ctrl]キー+[Shift]キー(Windows)|[Option]キー+[Shift]キー(macOS)を押しながら接線ハンドルをクリックすると、クリックした接線ハンドルが削除されます。
●削除した接線ハンドルの再生成
片側の接線ハンドルを削除している場合、残っている接線ハンドルを[Shift]キーを押しながらドラッグすると、削除された側の接線ハンドルが再生成されます。このときの動作は、連結モードでの接線ハンドルの編集と同じになります。
●掃引距離の変更とべベルライン
掃引距離を変更した場合、ポイントの「掃引の座標」(ベベルラインの横方向)は掃引距離に応じて自動的に伸縮されますが、「ベベルの座標」(ベベルラインの縦方向)は変更されません。そのため、掃引距離を変更するとベベルラインの縦横の比率が変化します。
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