パーティクル機能リファレンス
●「パーティクルエフェクタ属性設定」ダイアログボックス
- 「パーティクル属性」ポップアップメニュー
- パーティクル属性を適用する形状を設定します。
◆「基本設定」タブ
- 「射出パーティクル数」テキストボックス
- パーティクル発生源からフレーム毎に発生するパーティクル数を設定します。
- 「先行発生させておくフレーム数」テキストボックス
- ここで適切な値を設定しておくと、アニメーションレンダリングの最初のフレームから先行発生させたのフレーム分の数のパーティクルが既に画面に存在している状態になります。
- 「パーティクル設定」グループ
-
- 「速度」テキストボックス
- 設定した速度でパーティクルが発生源から射出されます。
- 「重力」テキストボックス
- パーティクルへの重力(Y軸マイナス方向)の影響度を設定します。負の値を設定すると、上昇する力が加わります。
- 「横方向最大ゆらぎ」テキストボックス
- パーティクルの進行方向に対し、垂直な方向成分の進行速度の最大値を設定します。0.0に設定している場合は、パーティクルは決められた射出方向に直進します。
- 「円の発生方向」ポップアップメニュー
- パーティクル発生源として円を用いる場合にのみ表示されるパラメータで、パーティクルの発生する向きを設定するものです。
- 「サイズ設定」グループ
-
- 「横幅」テキストボックス/「縦幅」テキストボックス
- パーティクルのレンダリング画像中での横・縦の大きさをPixel単位で設定します。1.0Pixel以下にも設定可能です。
- 「サイズをランダム変化させる」チェックボックス
- パーティクル粒子のサイズをランダムに変化させて表示します。
- 「描画設定」グループ
-
- 「描画モード」ポップアップメニュー
- パーティクルの描画方法を設定します。
- 「アンチエリアシング」チェックボックス
- パーティクルの描画時に輪郭のアンチエイリアスを行うかどうかを設定します。
◆「消滅設定」タブ
- 「フェードアウトタイプ」ポップアップメニュー
- パーティクルが寿命に達して消滅する際の挙動を、「カラー」/「サイズ」/「カラーとサイズ」から選択して設定します。
- 「距離で消滅」グループ
-
- 「有効」チェックボックス
- オンにすると、累積移動距離によってパーティクルの寿命が設定されます。オフにすると、後の2つのパラメータは無視されます。
- 「生存距離」テキストボックス
- 「有効」チェックボックスがオンのときに有効です。パーティクルが生成されてから消滅するまでの累積移動距離を設定します。
- 「フェードアウト開始距離」テキストボックス
- 「有効」チェックボックスがオンのときに有効です。パーティクルが生成されてからフェードアウトし始めるまでの累積移動距離を設定します。フェードアウトの形式は、前述の「フェードアウトタイプ」ポップアップメニューの設定に従います。
参照「生存距離」と「フェードアウト開始距離」を同じ値に設定した場合はフェードアウトを行わず、一瞬にして消滅します(カットアウト)。なお、これらの累積移動距離には、横方向ゆらぎの成分は含まれません。
- 「フレーム数で消滅」グループ
-
- 「有効」チェックボックス
- オンにすると、継続時間(フレーム数)によってパーティクルの寿命が設定されます。オフにすると、後の2つのパラメータは無視されます。
- 「生存フレーム数」テキストボックス
- 「有効」チェックボックスがオンのときに有効です。パーティクルが生成されてから消滅するまでの継続時間をフレーム数で設定します。
- 「フェードアウト開始フレーム」テキストボックス
- 「有効」チェックボックスがオンのときに有効です。パーティクルが生成されてからフェードアウトし始めるまでの継続時間をフレーム数で設定します。フェードアウトの形式は、前述の「フェードアウトタイプ」ポップアップメニューの設定に従います。
参照「生存フレーム数」と「フェードアウト開始フレーム」を同じ値に設定した場合は、フェードアウトを行わず、一瞬にして消滅するカットアウトとなります。
- 「地面への到達で消滅」グループ
-
- 「有効」チェックボックス
- オンにした場合、特定の高さのXZ平面(Y座標)に達した時点でパーティクルを消滅させることができます。パーティクルの三次元空間上でのY座標が、後述の「地面の位置」テキストボックスで設定した値よりも小さくなるときに、そのパーティクルが消滅します。
オフにすると、「地面の位置」テキストボックスは無視されます。 - 「地面の位置(Y座標)」テキストボックス
- 「有効」チェックボックスがオンのときに有効です。パーティクルを消滅させる高さ(Y座標)を設定します。
参照上の2つのパラメータは、空から降ってくる雨や雪をシミュレートする際に有効に使用できます。
注意「地面の位置」テキストボックスに設定した値よりも低い位置にパーティクル発生源形状を配置した場合、パーティクルが発生しなくなります。
- 「フレームアウトで消滅」グループ
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- 「有効」チェックボックス
- オンにすると、パーティクルがレンダリング画面外に出ると消滅するようになります。デフォルトでオンに設定されています。
●パーティクルコントロール
- #color
- このジョイントの中に拡散反射色を設定した形状やパートを入れておくとパーティクル全体がその色に設定されます。
拡散反射色を設定した複数の形状・パートを入れ、#colorジョイントに対して下図のようにモーション設定を行うと、変形ジョイントのときと同様に、ブラウザ内の並び順で上にあるものから下にあるものへ順次パーティクルの色が変化していくアニメーションを作成することができます。任意のカーブでモーション設定を行うことも可能です。
(これらのパートに拡散反射色を設定)
- #gradation
- フレーム毎に異なる色のパーティクルを生成します。
#colorがパーティクルの生存時間に関わらずすべてのパーティクルの色を一括して設定するのに対し、#gradationではパーティクルの生成時点の色を設定し、個々のパーティクルはその生成時の色を保持します。したがって、複数の色設定を行うと、生成してからの時間が長いパーティクルから短いパーティクルの間で色がグラデーションになります。
注意#colorと同時に設定してある場合、#gradationの設定が優先されます。
- #size
- このジョイントに対してモーション設定を行うことで、パーティクルのサイズを変化させることができます。
このときのジョイント値は、パーティクル属性で設定したサイズに対する倍率として使用されます。デフォルトでは最小0倍~最大2倍の範囲でサイズがコントロールされることになります。 - #speed
- このジョイントに対してモーション設定を行うことで、パーティクルの移動速度を変化させることができます。このときのジョイント値は、パーティクル属性で設定した速度に対する倍率として使用されます。
どのジョイントを使ってもジョイント値はそのまま適用されますので、回転ジョイントを使えばマイナス値を用いて逆方向へ動かすことも可能となります。 - #tremble
- このジョイントに対してモーション設定を行うことで、パーティクルの横方向最大ゆらぎを変化させることができます。
このときのジョイント値は、パーティクル属性で設定した横方向最大ゆらぎに対する倍率として使用されます。デフォルトでは最小0倍~最大2倍の範囲で横方向最大ゆらぎをコントロールすることができます。 - #number
- このジョイントに対してモーション設定を行うことで、各フレームでのパーティクルの発生数を変化させることができます。
このときのジョイント値は、パーティクル属性で設定した射出パーティクル数に対する倍率(デフォルトでは0倍~2倍)として使用されます。 - #distance #frame
- このジョイントに対してモーション設定を行うことで、パーティクルの寿命を変化させることができます。
それぞれ、パーティクルエフェクタ属性設定で「距離で消滅」あるいは「フレーム数で消滅」チェックボックスがオンに設定されている場合にのみ有効となります。
このときのジョイント値は、パーティクル属性で設定した生存距離および生存フレーム数に対する倍率(0倍~2倍)として使用されます。各フレーム毎に#distance、#frameの順に評価を行い、どちらか先に条件に一致した場合にパーティクル粒子を消滅させます。