ムービーファイルを作成する
- アニメーションレンダリングの手順
- ShadeExplorerから「プリセット」の「ドキュメント-サンプル」にある「Supplemental Manual」に収録されている「animation.shd」ファイルを開きます。
アニメーションの設定は完了しています。
ムービーファイルを作成するためには、アニメーションレンダリングを行います。
- アニメーションレンダリングを開始する前に、レンダリング設定を行っておきましょう。
「レンダリング」メニューから「レンダリング設定」を選択して、レンダリング設定を表示します。
レンダリング設定は、静止画レンダリングのときとまったく同じです。
ここでは、「イメージ」タブの「幅」「高さ」テキストボックスに、それぞれ「160」と「120」を設定してレンダリングを行いましょう。
レンダリングイメージのサイズを大きくしすぎると、ムービーファイルの再生時に滑らかに表示されなくなりますので、ここでは小さいサイズに設定しています。
- 「表示」メニューから「モーション」を選択して「モーション」ウインドウを表示します。
「モーション」ウインドウのアニメーション設定表示/非表示切り替えボタンをクリックして、アニメーション設定を表示します。
モーション - 「フレーム数」テキストボックスに「40」と入力します。
ここで入力した数値は、レンダリングされるアニメーション全体のフレーム数になります。その他の設定は初期設定のままで構いません。
- 設定が済んだら「レンダリング」メニューから「アニメーションレンダリング」を選択します。
「名前を付けて保存」ダイアログボックスが表示されます。
保存するムービーファイルの種類を「ファイルの種類」ポップアップメニューから選択します。
ムービーファイルは「AVI(*.avi)」(Winのみ)、「ムービー(*.mov)」(Macのみ)、「Flash(*.swf)」(Legacy)を選択することができます。
そのほかに、ポップアップメニューに表示されている画像形式で、シーケンシャル(連番)ファイルの書き出しが可能です。
ムービーファイルを保存する場所を指定して、ファイル名を入力します。
重要「ムービー(*.mov)」は、64bit対応ライブラリがメーカーから提供されていないため、64bit版には搭載されていません。利用する場合は、32bit版を利用する必要があります。
- 「保存]ボタンを押すと、選択した形式に応じた圧縮設定用ダイアログボックスが表示されます。
「Flash(*.swf)」を選択した場合は、「FlashExporter」ダイアログボックスが表示されます。
参照「FlashExporter」ダイアログボックスについては、「Flashエクスポータ」を参照してください。
重要「ムービー(*.mov)」QuickTimeが別途インストールされている環境でのみご利用になれます。
- 圧縮設定
- QuickTimeの圧縮設定の場合
- ムービーファイルの形式からQuickTime形式(*.mov)を選択した場合は、「圧縮設定」ダイアログボックスが表示されます。
- 圧縮プログラムポップアップメニューから、ムービーファイルの圧縮プログラムを選択します。
- そのほかの項目は、必要に応じて設定してください。
注意圧縮プログラムは、CODECと呼ばれることもあります。ムービーファイルの使用目的などによって適切な圧縮プログラムを選択しましょう。
TIPS圧縮プログラムによっては、「深さ」ポップアップメニューから「約1,670万色+」を選択することができます。これを選択すると、ムービーにアルファチャンネルが付与されます。動画編集ソフトなどで背景を合成する場合などに便利です。
- AVIの圧縮設定の場合
- ムービーファイルの形式からAVI形式(*.avi)を選択した場合は、「ビデオの圧縮」ダイアログボックスが表示されます。
- 「圧縮プログラム」ポップアップメニューから、ムービーファイルの圧縮プログラムを選択します。
- そのほかの項目は、必要に応じて設定してください。
注意圧縮プログラムは、CODECと呼ばれることもあります。ムービーファイルの使用目的などによって適切な圧縮プログラムを選択しましょう。
TIPS圧縮プログラムから「全フレーム(未圧縮)」を選択すると、ムービーにアルファチャンネルが付与されます。動画編集ソフトなどで背景を合成する場合などに便利です。
- 圧縮設定用ダイアログボックスの「OK」ボタンを押すと、アニメーションレンダリングが開始されます。
アニメーションレンダリング中は、イメージウインドウのタイトルバーにレンダリング中のフレーム番号と終了フレーム番号が表示されます。フレーム番号は0番から始まります。ここでは、フレーム数を「40」に設定しているので、レンダリングされるフレーム番号は0番から39番までとなります。
- ファイルの再生
アニメーションレンダリングが終了したら、作成されたムービーファイルを再生してみましょう。
ムービープレイヤーがインストールされている環境では、ムービーファイルをダブルクリックすると関連づけされたムービープレイヤーでムービが再生されます。ムービープレイヤーが無い場合は別途作成したムービー形式に対応したムービープレイヤーをインストールする必要があります。
- 圧縮プログラム
作成されるムービーファイルの画質は、圧縮設定用ダイアログボックスで設定する圧縮プログラム(CODEC)の選択によって大幅に違ってきます。一般的に、圧縮率の高いCODECでは画質は劣りますが、ムービーファイルの容量は小さくなります。
同じアニメーションレンダリングをいろいろなCODECで保存してみてください。CODECおよび圧縮の品質設定による画質やファイル容量の違いが理解できます。