音源の作成と操作
Shade3Dのシーンにサウンドを加えるには、サウンドオブジェクトを使用します。サウンドオブジェクトをモーションが設定されたジョイントに内包させることで、シーン内の音源を移動することができます。
音源の位置情報は、サウンドオブジェクトとカメラの位置関係により計算されます。したがって、3Dサウンド機能を使用する場合は、シーンにあらかじめ用意されているメタカメラではなく、形状として図形ウインドウに表示されるカメラ形状(ツールボックスで作成する)を使用することで、音源とカメラの位置関係を把握しやすくなります。
サウンドオブジェクトの使用方法は、次のとおりです。
- サウンドを加えたいシーンを用意します。
- ツールボックスの「作成」タブの「サウンド」を選択します。
- 図形ウインドウ上で音源を配置したい場所をクリックします。
サウンドオブジェクトが作成され、「ファイルを開く」ダイアログボックスが表示されます。 - 「ファイルを開く」ダイアログボックスから、使用したいサウンドファイルを指定します。
ブラウザに、読み込んだサウンドファイルの名前のラベルが付いたサウンドオブジェクトが表示されます。
重要読み込んだサウンドは、Shade3Dファイル(.shd)内には保存されません。Shade3Dは、読み込んだサウンドファイルを実行時に参照しています。したがって、Shade3Dファイルとサウンドファイルの相対位置が変わってしまったり、サウンドファイルの削除や名称変更などを行なった場合は、サウンドは読み込まれません。
- サウンドオブジェクトを選択した状態で、「表示」メニューから「形状情報」を選択すると、サウンドオブジェクトの「形状情報」ウインドウが表示されます。
サウンドオブジェクトの「形状情報」ウインドウでは、サウンドの再生や音量の調節などが行なえます。参照サウンドの情報
- 「表示」メニューから「モーション」を選択して、「モーション」ウインドウを表示します。
サウンドオブジェクトを選択すると、読み込んだサウンドファイルの波形がモーションボックスに表示されているのが確認できます。
モーション
「モーション」ウインドウでは、サウンドの開始フレームの変更と音量のモーション設定をすることができます。
開始フレームにはシーケンスキーポイントが作成されており、これを移動することでサウンドの開始フレームを変更することができます。また、モーションボックスの波形の左端をドラッグすることでも、サウンドの開始フレームを変更することができます。
モーション |
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(シーケンスキーポイントを移動)
モーション |
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(波形の左端を移動)
また、モーションポイントを操作することで、音量にモーションを設定することができます。
モーション |
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モーションボックスの一番左側にあるモーションポイントの位置が、サウンドの開始フレームになります。新たに一番左側にモーションポイントを作成すると、サウンドの開始フレームが自動的に変更されます。
モーション |
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アニメーション設定の「サウンドプレビュー」チェックボックスがオンのときに、「モーション」ウインドウの再生ボタンをクリックすると、モーション設定を反映したサウンドがプレビュー再生されます。「3Dサウンド」チェックボックスがオンのときは、3Dサウンド機能による立体音響処理を反映した状態で、サウンドをプレビュー再生します。
参照「モーション」ウインドウの操作については、「Shade3D マニュアル」を参照してください。