「その他の表面材質属性」ダイアログボックス

「表面材質」ウインドウの「その他...」ボタンをクリックすると表示されます。

その他の表面材質属性

●「表面材質属性」グループ

「陰影付けしない」チェックボックス

オンにすると、陰影付けされません。

「より滑らかな陰影付け」チェックボックス

オンにすると、フォンシェーディングモデルとは異なるローカルなシェーディングモデルによって、より滑らかに感じられるスムーズシェーディングを行います。

「環境光に拡散反射を乗算する」チェックボックス

オンにすると、環境光の適用率や色を拡散反射と乗算させます。これにより、拡散反射の適用率を下げると環境光の適用率も連動して下がります。
オフにすると、環境光と拡散反射は連動せず、個別に設定することができます。

「ブラックキーマスク」チェックボックス

オンにすると、表面材質の計算の結果、拡散反射が黒になる部分に上位階層の表面材質が継承されます。

「ホワイトキーマスク」チェックボックス

オンにすると、表面材質の計算の結果、拡散反射が白になる部分に上位階層の表面材質が継承されます。

「ローカル座標系」チェックボックス

オンにすると、マッピングは、ローカル座標系に適用されます。形状を含むパートの変換やジョイントの移動に、マッピングが追従します。
オフにすると、マッピングは、グローバル座標系に適用されます。形状を含むパートの変換やジョイントの移動に、マッピングは追従しません。
初期設定ではオンになっています。

●「表示属性」グループ

「影を落とさない」チェックボックス

オンにすると、他の形状に影を投影しません。

「影を表示しない」チェックボックス

オンにすると、他の形状から投影される影を表示しません。

「他の形状を反射しない」チェックボックス

オンにすると、形状を反射しません。背景のみが映り込むようになります。

「背景を反射しない」チェックボックス

オンにすると、背景を反射しません。形状のみが映りこむようになります。

「カメラに表示しない」チェックボックス

オンにすると、この表面材質設定が有効となるすべての形状がカメラに映らなくなります。影を落としたり、他の形状の反射、透過のほか、大域照明の間接光には反映されます。

「反射レイに表示しない」チェックボックス

オンにすると、この表面材質設定が有効となるすべての形状が、その他の反射の設定がされた形状に映りこまなくなります。

「透明レイに表示しない」チェックボックス

オンにすると、この表面材質設定が有効となるすべての形状が、その他の屈折の設定がされた形状を透過した際に見えない形となります。

「間接レイに表示しない」チェックボックス

オンにすると、この表面材質設定が有効となるすべての形状を間接レイ(大域照明によって計算される光)から除外します。

重要このチェックボックスの設定は、大域照明の「パストレーシング」「フォトンマッピング」で有効です。「ラジオシティ」には対応していません。

重要大域照明「ラジオシティ」に関しては、ブラウザの「ラジオシティ属性」チェックボックス群で同じような設定を行うことが可能です。

●「疑似コースティクス」グループ

「疑似コースティクス」スライダ、テキストボックス

透明度が設定されている形状の表面の向き（法線方向）を影の濃度に反映させます。
「コースティクス」（火線）と呼ばれる、水面の波が光の方向を集散して、水中の形状表面に斑な光を反映する現象を、擬似的にシミュレートします。初期設定では「0」になっていて、疑似コースティクスは適用されません。

「疑似コースティクスの明るさ」スライダ、テキストボックス

疑似コースティクスの影の濃度を調整します。「疑似コースティクス」の値が「0」以外のときに有効です。

「疑似コースティクスバンプ」スライダ、テキストボックス

バンプマッピングを疑似コースティクスに反映させます。「疑似コースティクス」の値が「0」以外のときに有効です。

「疑似コースティクス収差」スライダ、テキストボックス

疑似コースティクスの影の位置をR、G、Bそれぞれに変化させ、擬似的な色収差を表現します。「疑似コースティクス」の値が「0」以外のときに有効です。

●「初期設定」ボタン

クリックすると、「その他の表面材質属性」ダイアログボックスの設定を初期設定に戻します。