線形状の情報
閉じた線形状、開いた線形状、それぞれの掃引体、回転体、あるいは面、線光源を選択しているときに表示されます。
●「バウンディングボックスサイズ」グループ
- 「サイズ入力」テキストボックス
- 形状のバウンディングボックスのX軸、Y軸、Z軸のサイズを指定し、拡大縮小します。
- 「縦横比を固定」チェックボックス
- 「サイズ入力」テキストボックスに数値を入力した際に縦横比を自動的に固定します。
●「線形状属性」グループ
- 「閉じた線形状」チェックボックス
- 線形状の状態を閉じた線形状と開いた線形状から選択できます。
オンにすると、開いた線形状の始点と終点の間が結ばれて、閉じた線形状に変更されます。
オフにすると、閉じた線形状の始点と終点の間が開かれて、開いた線形状に変更されます。 - 「穴」チェックボックス
- オンにすると、その線形状を穴として設定することができます。設定はレンダリングにのみ反映されます。
穴の設定を行う線形状は、穴を開ける線形状のすぐ下の弟の階層に存在しなければなりません。穴の線形状の数に制限はありませんが、途中で穴の設定が行われていない線形状があると、それより下の階層の穴の設定は無視されます。
また、穴を開ける線形状と穴の設定を行う線形状は、同一平面上で重なっている必要があります。交差している場合には、レンダリング結果が不正になります。
●「掃引」グループ
線形状の掃引体を選択しているときのみアクティブになります。掃引体の掃引距離を設定することができます。
- 「方向」テキストボックス
- 各座標軸に対する掃引の距離を設定します。テキストボックスは、左からX軸、Y軸、Z軸になっています。
●「回転体」グループ
線形状の回転体を選択しているときのみアクティブになります。回転の角度を設定することができます。
- 「開始」テキストボックス
- 回転体の回転の開始角度を設定します。
- 「終了」テキストボックス
- 回転体の回転の終了角度を設定します。
●「光源属性」グループ
線形状を面光源や線光源として設定することができます。光源の明るさや影などについて設定します。
- 「光源の種類」ポップアップメニュー
- 光源の種類を「面光源」と「線光源」から選択します。
- 「可視」チェックボックス
- オンにすると、レンダリング時およびシェーディング表示時に、面光源を表示します。
- 「単位」ポップアップメニュー
- 「明るさ」テキストボックスに入力する単位を「減衰基準距離」または「ルーメン」から選択します。
参考 Φルーメンの光束が大きさ1m2の均等拡散面を垂直かつ一様に照らしているとき、均等拡散面の照度はΦルクスになります。ラジオシティを使用するとき、照明器具の明るさの目安にすることができます。
- 「明るさ」テキストボックス
- 光源の明るさを設定します。
- 「光源の色」チェックボックス
- 光源の色の設定方法を指定します。
オンにすると、光源の色を反映させる量、光源の色を設定します。
オフにすると、表面材質の設定を継承します。 - 「光源の色」スライダ、テキストボックス、カラーボックス
- 光源の色を設定します。
スライダまたはテキストボックスに光源の色を反映させる量、カラーボックスに光源の色を設定します。 - 「拡散反射」スライダ、テキストボックス
- 光源の明るさを形状の拡散反射色に反映させる量を設定します。値が「0」のとき、光源は形状の拡散反射色に反映されません。
- 「光沢」スライダ、テキストボックス
- 光源の明るさを形状の光沢に反映させる量を設定します。値が「0」のとき、光源は形状の光沢に反映されません。
- 「影」スライダ、テキストボックス
- 影の濃度を設定します。値が「0」のときは、影の計算を行わないため計算時間が短縮されます。
- 「品質」スライダ、テキストボックス
- 「レイトレーシングの画質」に対する倍率を指定します。
参照光源の品質
●「シャドウマップ属性」グループ
影の濃度や計算方法の設定をします。
- 「影の種類」ポップアップメニュー
- 影の計算、描画方法を「継承」「レイトレーシング」「シャドウマップ」から選択します。
- 「サイズ」チェックボックス、テキストボックス
- オンにすると、テキストボックスにシャドウマップのサイズを入力することができます。サイズを大きくすると影の輪郭をクリアに表現できますが、メモリの消費量も多くなります。サイズが小さいと影が階段状になってしまうことがあります。
オフにすると、レンダリング設定での値を継承します。
なお、「0」を入力すると、シャドウマップを作成しません。 - 「バイアス」チェックボックス、テキストボックス
- オンにすると、テキストボックスにシャドウマップバイアスの値を入力することができます。シャドウマップを受ける形状が平行でない場合、影の一部が表示できない場合がありますが、シャドウマップバイアスの値を変更することで、平行ではない形状に対しても影を表示することができます。
オフにすると、レンダリング設定の値を継承します。 - 「ブラー」チェックボックス、テキストボックス
- オンにすると、テキストボックスにシャドウマップブラーの値(影の輪郭をぼかす量)を入力することができます。
オフにすると、レンダリング設定の値を継承します。
●「ボリュームライト属性」グループ
光源のボリュームライトの設定をします。
注意「ボリュームライト属性」グループは、ProfessionalとStandardにのみ搭載されています。
- 「ボリュームライト」チェックボックス
- オンにすると、光源からのボリュームライトを描画します。
- 「明るさ」スライダ、テキストボックス
- ボリュームライトの明るさを設定します。描画されるボリュームライトの明るさは、このボリュームライト属性の「明るさ」に光源属性の「明るさ」が乗算されたものとなります。
- 「半径」テキストボックス
- 「自動」チェックボックスをオフにすると、有効となります。ボリュームライトの明るさが到達する距離を設定します。ここで設定した距離でボリュームライトの明るさが「0」となります。半径は図面にワイヤフレームの球でサイズ表示されます。
- 「自動」チェックボックス
- オンにすると、ボリュームライトの半径を、光源属性の「明るさ」の2倍の数値に自動で設定します。
- 「影を落とす」ポップアップメニュー
- ボリュームライトの影の落とし方を「影なし」「影あり」「逆ボリューム」より選択します。影の濃度は、影属性の「影」の値が反映されます。
- 「品質」テキストボックス
- 光源ごとのボリュームライトのレンダリングの画質を設定します。
ボリュームライトの画質は、レンダリング設定の「レイトレーシングの画質」とも連動します。「レイトレーシングの画質」とボリュームライト属性の「品質」を足したものがレンダリングされる画質となります。「レイトレーシングの画質」を上げるとシーン全体に適用されるため、光源が複数ある場合にレンダリング速度の低下につながります。品質を上げたい光源が一部のときは、個別にボリュームライトの「品質」を上げた方が、レンダリング速度が低下するのを防げます。参照光源の品質