Shade3D オンラインヘルプ [目次]

光源の情報

スポットライト、点光源、並行光源、配光データを選択しているときに表示されます。光源の明るさなど、様々な設定をすることができます。

●「光源属性」グループ

「種類」ポップアップメニュー
光源の種類を「点光源」「スポットライト」「並行光源」「配光」から切り替えることができます。

参考「配光」が選択できるのは、Professionalだけです。

「減衰」ポップアップメニュー
照らされる面の明るさの減衰の仕方を設定します。
「2次」
2次減衰の意味で、距離の2乗に反比例して減衰します。
「線形」
距離に反比例して減衰します。
「なし」
減衰しません。
「単位」ポップアップメニュー
「明るさ」テキストボックスに入力する単位を「減衰基準距離」または「ルーメン」から選択します。
「減衰」ポップアップメニューが「なし」のときは設定できません。

参考 Φルーメンの光束が大きさ1m2の均等拡散面を垂直かつ一様に照らしているとき、均等拡散面の照度はΦルクスになります。ラジオシティを使用するとき、照明器具の明るさの目安にすることができます。

「明るさ」テキストボックス
光源の明るさを設定します。
「減衰」ポップアップメニューが「なし」のときは設定できません。
「色」チェックボックス
光源の色の設定方法を指定します。
オフにすると、表面材質の設定を継承します。
オンにすると、光源の色を反映させる量、光源の色を設定します。
「色」スライダ、テキストボックス、カラーボックス
光源の色を設定します。
スライダまたはテキストボックスに光源の色を反映させる量、カラーボックスに光源の色を設定します。「減衰」ポップアップメニューが「なし」のときはこの値で明るさが決まります。
「角度」スライダ、テキストボックス
スポットライトを選択しているときにアクティブになります。スポットライトの照射角度を設定します。値の範囲は、0から360度までの実数です。
「円柱半径」テキストボックス
平行光源を選択し、「無限遠」チェックボックスがオフのときにアクティブになります。平行光源を円柱形状のライトとする場合の円柱の半径を設定します。
「無限遠」チェックボックス
平行光源を選択しているときにアクティブになります。オンにすると、平行光源を無限遠光源として扱います。
「ソフトネス」スライダ、テキストボックス
スポットライト、並行光源を選択しているときにアクティブになります。スポットライトのときは照射範囲の輪郭がぼける量を設定します。平行光源のときは円柱半径の内側に向かってソフトネス効果が反映される量を設定します。
「拡散反射」スライダ、テキストボックス
光源の明るさを形状の拡散反射色に反映させる量を設定します。値が「0」のとき、光源は形状の拡散反射色に反映されません。
「光沢」スライダ、テキストボックス
光源の明るさを形状の光沢に反映させる量を設定します。値が「0」のとき、光源は形状の光沢に反映されません。
「環境光」スライダ、チェックボックス
環境光の強さを設定します。

注意無限遠光源とは異なり、光源の明るさに対する比率ではありません。

「影」スライダ、テキストボックス
影の濃度を設定します。値が「0」のときは、影の計算を行わないため計算時間が短縮されます。
「影のソフトネス」スライダ、テキストボックス
影のぼやける量を設定します。

注意「影のソフトネス」は、BasicとStandardではパストレーシングによるレンダリングのみで有効です。

注意Professionalのみレイトレーシングによるレンダリングでも有効となります。

「影の品質」スライダ、テキストボックス
光源ごとの影の「レンダリングの画質」に対する倍率を指定します。

参照光源の品質

●「シャドウマップ属性」グループ

影の濃度や計算方法の設定をします。

「影の種類」ポップアップメニュー
影の計算、描画方法を「継承」「レイトレーシング」「シャドウマップ」から選択します。
「継承」
レンダリング設定の「基本設定」タブにある「影の種類」ポップアップメニューの設定を継承します。
「レイトレーシング」
常にレイトレーシングに従って影の計算、描画を行います。
「シャドウマップ」
常にシャドウマップを使用して影を描画します。
「サイズ」チェックボックス、テキストボックス
オンにすると、テキストボックスにシャドウマップのサイズを入力することができます。サイズを大きくすると影の輪郭をクリアに表現できますが、メモリの消費量も多くなります。サイズが小さいと影が階段状になってしまうことがあります。
オフにすると、レンダリング設定での値を継承します。
なお、「0」を入力すると、シャドウマップを作成しません。
「バイアス」チェックボックス、テキストボックス
オンにすると、テキストボックスにシャドウマップバイアスの値を入力することができます。シャドウマップを受ける形状が平行でない場合、影の一部が表示できない場合がありますが、シャドウマップバイアスの値を変更することで、平行ではない形状に対しても影を表示することができます。
オフにすると、レンダリング設定の値を継承します。
「ブラー」チェックボックス、テキストボックス
オンにすると、テキストボックスにシャドウマップブラーの値(影の輪郭をぼかす量)を入力することができます。
オフにすると、レンダリング設定の値を継承します。

●「IES属性」グループ

注意「IES属性」グループは、Professionalにのみ搭載されています。

「読込..」テキストボックス
配光データを読み込みます。
「保存...」テキストボックス
配光データを保存します。
「削除」テキストボックス
配光データの情報を削除します。

●「ボリュームライト属性」グループ

光源のボリュームライトの設定をします。

注意「ボリュームライト属性」グループは、ProfessionalとStandardにのみ搭載されています。

「ボリュームライト」チェックボックス
オンにすると、光源からのボリュームライトを描画します。
「明るさ」スライダ、テキストボックス
ボリュームライトの明るさを設定します。描画されるボリュームライトの明るさは、このボリュームライト属性の「明るさ」に光源属性の「明るさ」が乗算されたものとなります。
「半径」テキストボックス
「自動」チェックボックスをオフにすると、有効となります。ボリュームライトの明るさが到達する距離を設定します。ここで設定した距離でボリュームライトの明るさが「0」となります。半径は図面にワイヤフレームの球でサイズ表示されます。
「自動」チェックボックス
オンにすると、ボリュームライトの半径を、光源属性の「明るさ」の2倍の数値に自動で設定します。
「影を落とす」ポップアップメニュー
ボリュームライトの影の落とし方を「影なし」「影あり」「逆ボリューム」より選択します。影の濃度は、影属性の「影」の値が反映されます。
影無し
色付きの透明体を含む、遮蔽物による影を描画しません。他と比べて、描画がもっとも高速です。
影あり
色付きの透明体を含む、遮蔽物からの影を描画します。
逆ボリューム
色付きの透明体を含む、遮蔽物からの影と影以外の部分を逆転して描画します。
「品質」テキストボックス
光源ごとのボリュームライトの「レンダリングの画質」に対する倍率を指定します。
ボリュームライトの画質は、レンダリング設定の「レイトレーシングの画質」とも連動します。「レイトレーシングの画質」とボリュームライト属性の「品質」を足したものがレンダリングされる画質となります。「レイトレーシングの画質」を上げるとシーン全体に適用されるため、光源が複数ある場合にレンダリング速度の低下につながります。品質を上げたい光源が一部のときは、個別にボリュームライトの「品質」を上げた方が、レンダリング速度が低下するのを防げます。

参照光源の品質

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