Shade3D オンラインヘルプ [目次]

スカルプトモデリングの追加

Basic Standard Professional Civil Ultimate
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粘土をこねるように直感的に3Dモデル(ポリゴンメッシュ)の編集を行える「スカルプト」モデリング機能を搭載しました。

複雑で有機的な形状の作成に向いており、生物やキャラクターだけでなく、デザイン性の高いアクセサリの制作、布製品のシワを自然に仕上げるなど、さまざまな用途に利用できます。

注意ポリゴンメッシュに対してのみ使用できます。

重要Professional / Civil / Ultimate で使用できる機能です。

インターフェイス「ツールボックス」 > 「編集」 > 「メッシュ」 > 「編集」グループ > 「スカルプト」
メインメニュー「ツール」 > 「編集[メッシュ]」 > 「スカルプト」


「スカルプト」ポップアップメニュー

メインメニューの「スカルプト」、「ツールボックス」の「スカルプト」から表示されるポップアップメニューです。

どの項目を選択しても「スカルプト」モデリングツールの使用状態となり、「スカルプト」ツールパラメータが表示されます。

左:メインメニュー、右:「ツールボックス」

「スカルプト」
「スカルプト」ツールパラメータを表示します。
初期値は「ドロー」ブラシが選択されています。
シーンを閉じるまで最後に使用したブラシが記憶され、再編集時に選択状態となります。
「ドロー」〜「スムーズ」
選択したブラシを使用します。
「ブラシ半径」
図面をドラッグしてブラシの半径を設定します。ドラッグを終了すると半径が設定され、「ブラシ半径」設定モードが終了します。
「ブラシ強さ」
図面をドラッグしてブラシの強さを設定します。ドラッグを終了すると強さが設定され、「ブラシ強さ」設定モードが終了します。

「スカルプト」ツールパラメータ

「スカルプト」ポップアップメニューの「スカルプト」を選択すると表示されます。

「ブラシ」グループ
使用するブラシを選択します。
シーンを閉じるまで最後に使用したブラシが記憶され、再編集時に選択状態となります。
ドロー」
表面を法線の平均の方向に盛り上げます。
一度のストロークでの移動量は「半径」のサイズに制限されます。
加算(初期) 減算
ドロー(シャープ)」
表面を法線の平均の方向に掘り下げます。
一度のストロークでの移動量は「半径」のサイズに制限されます。
加算 減算(初期)
クレイ」
表面を粘土のように盛り上げます。
「ドロー」よりも滑らかな変化となります。
一度のストロークでの移動量の制限はありません。
加算(初期) 減算
クレイ ストリップ」
表面を四角いヘラで粘土のように盛り上げます。
「ドロー」よりも滑らかな変化となります。
一度のストロークでの移動量の制限はありません。
加算(初期) 減算
「ブラシ設定」グループ追加オプション
「丸め」テキストボックス、スライダ
ヘラの角の丸めを設定します。
「縦横比」テキストボックス、スライダ
ヘラの縦横比を設定します。
ブロブ」
表面を丸く盛り上げます。
「ドロー」ブラシの「加算」と「狭める/広げる」ブラシの「広げる」を組み合わせたブラシです。
一度のストロークでの移動量は「半径」のサイズに制限されます。
加算(初期) 減算
「ブラシ設定」グループ追加オプション
「広げる」テキストボックス、スライダ
ストロークの左右を広げる効果の適用率を設定します。
クリース」
表面を折り目を付けるように掘り下げます。
「ドロー」ブラシの「減算」と「狭める/広げる」ブラシの「狭める」を組み合わせたブラシです。
一度のストロークでの移動量は「半径」のサイズに制限されます。
加算 減算(初期)
「ブラシ設定」グループ追加オプション
「狭める」テキストボックス、スライダ
ストロークの左右を狭める効果の適用率を設定します。
膨張/収縮」
表面を膨張、または収縮させます。
「方向」パラメータは「膨張」、「収縮」となります。
元形状 膨張(初期) 収縮
グラブ」
表面をつまんで引っ張るように変形させます。
「方向」パラメータは無効となり追加オプションの「法線ウエイト」によって引っ張りの方向を設定します。
「法線ウエイト」の値が「0.0」に近いほどストロークの移動方向にひっぱられ、「1.0」に近いほど法線の方向に引っ張られます。
CtrlWindows/optionmacOSを押しながらのドラッグで、「法線ウエイト」の値を逆転させた動作となります。
法線ウエイト:0.0(初期) 法線ウエイト:1.0
「ブラシ設定」グループ追加オプション
「法線ウエイト」テキストボックス、スライダ
法線とストロークの移動方向の合成の比率を設定します。
フラット化」
表面が平らになるように変形させます。
「方向」パラメータは「フラット」、「コントラスト」となります。
元形状 フラット(初期) コントラスト
「ブラシ設定」グループ追加オプション
「座標範囲」テキストボックス、スライダ
移動の基準とする頂点の収集範囲を設定します。
掘る/埋める」
ブラシカーソルよりも上にある点を掘り下げる、または下にある点を盛り上げます。
「方向」パラメータは「掘る」、「埋める」となります。
元形状 掘る(初期) 埋める
「ブラシ設定」グループ追加オプション
「座標範囲」テキストボックス、スライダ
高さの基準とする頂点の収集範囲を設定します。
狭める/広げる」
ストロークの左右を狭める、または広げるように変形させます。
「方向」パラメータは「広げる」、「狭める」となります。
元形状 広げる 狭める(初期)
スムーズ」
表面を滑らかにします。
「方向」パラメータは「スムーズ」、「ディティールの強調」となります。
元形状 スムーズ(初期) ディティールの強調
参考
・ストロークされた部分にメッシュ編集ツールの「スムーズ」と同じ処理を行います。
  (メインメニュー > 「ツール」 > 「編集[メッシュ]」 > 「スムーズ」 / 「ツールボックス」 > 「編集」 > 「メッシュ」 > 「編集」グループ > 「スムーズ」)
・凹凸を変化させるほか、稜線の長さを均等に揃えていく効果があります。
元形状 スムーズ後
「ブラシ設定」グループ
ブラシの動作を設定します。
「半径」テキストボックス
選択しているブラシの影響範囲を半径で設定します。
半径共通化」
オンのとき、設定した半径が全てのブラシに適用されます。
オフのとき、選択しているブラシに半径が適用されます。
「半径単位」ラジオボタン
半径の単位を選択します。「スクリーン」、「実寸」から選択します。
「スクリーン」
図面のピクセルを基準に半径を設定します。
「実寸」
シーンの実寸サイズを基準に半径を設定します。
「強さ」テキストボックス、スライダ
選択しているブラシの強さを選択します。
強さ共通化」
オンのとき、設定した強さが全てのブラシに適用されます。
オフのとき、選択しているブラシに強さが適用されます。
「方向」ラジオボタン
ブラシの効果の方向を選択します。「加算」、「減算」から選択します。
ブラシの種類によって内容が変化します。
「法線範囲」テキストボックス、スライダ
ブラシに影響を与える法線の範囲をブラシ半径との比率で設定します。
値が大きいほど、表面の凹凸に対してブラシの方向が緩やかに変化するようになります。
「自動スムーズ」テキストボックス、スライダ
ブラシによる編集と同時に適用される「スムーズ」の強さを設定します。
「ストローク間隔」テキストボックス、スライダ
ブラシの処理を実行する距離間隔をブラシ半径との比率で設定します。
0.0のとき、カーソルの移動ごとに処理を行います。
「減衰」ポップアップメニュー
ブラシの中心からの強度の減衰の仕方を選択します。「スムーズ」、「球」、「シャープ」、「リニア」、「一定」から選択します。
「減衰開始」テキストボックス、スライダ
ブラシの中心からの強度の減衰が始まる位置を設定します。
1.0のとき、「減衰」を「一定」にしたときと同じ動作となります。
「初期設定」
「ブラシ設定」グループの各種設定を初期値に設定します。

その他、追加でオプション項目が表示されるブラシがあります。
個別のオプション項目については各ブラシの項目をご覧ください。
「ミラーリング」グループ
ミラーリングの動作を設定します。
「X」、「Y」、「Z」全てをオンにすることで最大 8箇所にブラシ効果を同時に適用することができます。
ミラーリングのブラシは半透明の円で表示されます。
「X」
X方向のミラーリングのオン、オフを切り替えます。
「X」テキストボックス
X方向の中心座標を設定します。
「Y」
Y方向のミラーリングのオン、オフを切り替えます。
「Y」テキストボックス
Y方向の中心座標を設定します。
「Z」
Z方向のミラーリングのオン、オフを切り替えます。
「Z」テキストボックス
Z方向の中心座標を設定します。
「座標系」ラジオボタン
ミラーリングの中心座標の座標系を選択します。「ローカル」、「グローバル」から選択します。
「ローカル」
ミラーリングの中心座標をローカル座標系に設定します。
「グローバル」
ミラーリングの中心座標をグローバル座標系に設定します。
「形状の中心にセット」
ミラーリングの中心座標を選択形状のバウンディングボックスの中心に設定します。
設定された座標値は「X」、「Y」、「Z」のテキストボックスに設定されます。
「カーソル座標にセット」
ミラーリングの中心座標を三次元カーソルの位置に設定します。
設定された座標値は「X」、「Y」、「Z」のテキストボックスに設定されます。
「原点にセット」
ミラーリングの中心座標を原点に設定します。
設定された座標値は「X」、「Y」、「Z」のテキストボックスに設定され、全て「0.0」となります。
「カーソル」グループ
ブラシカーソル、ミラーリングカーソルの色、透明度、内側ブラシに表示する情報や大きさなどを設定します。
「ブラシ」テキストボックス、スライダ
ブラシカーソルの透明度を設定します。
左から:0.2、0.5、0.9
「ブラシ」カラーボックス
ブラシカーソルの色を設定します。
「ミラーリング」テキストボックス、スライダ
ミラーリングカーソルの透明度を設定します。
左から:0.2、0.5、0.9
「ミラーリング」カラーボックス
ミラーリングカーソルの色を設定します
「内側リング」ポップアップメニュー
ブラシカーソルの内側のリングで表示する情報を選択します。「強さ」、「法線範囲」、「減衰開始」から選択します。
種類による内側リングの見た目の変化はありません。それぞれの値によって内側リングの半径が変化します。
左から:0.0、0.2、0.5、0.8
「オプション」グループ
全般の動作設定を行います。
「表示形状のみ」チェックボックス
オンのとき、選択形状のうち「ブラウザ」の「表示/非表示」チェックボックスが「表示」の形状と、スイッチジョイントで表示されている形状を編集対象にします。
オフのとき、選択形状のうち「ブラウザ」の「表示/非表示」チェックボックスの設定や、スイッチジョイントの表示設定に関わらず形状を編集対象にします。
「表面のみ」チェックボックス
オンのとき、ブラシの効果を視点に対して表側を向いている面のみに適用します。裏側の法線の影響を受けたり裏側の頂点が移動されることを防ぎます。
オフのとき、面の向きに限らずブラシの効果を適用します。
「細分割ツール」グループ
選択しているポリゴンメッシュの細分割を行います。
「分割レベル」テキストボックス、ステッパー
細分割の分割レベルを設定します。レベルが 1つ増えるごとに分割数が倍となり面の数が 4倍となります。
「細分割」
「分割レベル」の設定値で選択しているポリゴンメッシュを細分割します。
サブディビジョンサーフェスが設定されている場合固定されます。
ミラーリングが設定されている場合は、サブディビジョンサーフェスが設定されている場合のみ固定されます。
「終了」
ツールを終了して「ツールパラメータ」を閉じます。

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