HDR表示
Basic | Standard | Professional | Civil | Ultimate |
---|---|---|---|---|
O | O | O | O | O |
HDR(ハイダイナミックレンジ)表示に対応しました。(図面のリアルタイム表示、レンダリングイメージ表示)
HDRコンテンツ制作時、従来の編集ツールでは高輝度イメージが白飛びしてしまい、最終的な出力での見え方を確認することができませんでしたが、HDR表示に対応することで高輝度イメージをリアルタイムに編集・プレビューすることができるようになりました。
重要 HDR表示に対応したOS, GPU, ディスプレイが必要となります
インターフェイス「図形ウインドウ」 > 「表示切り替え」ポップアップメニュー > 「表示オプション」 > 「HDRで表示」
インターフェイス「イメージウインドウ」 > 「HDR表示」
メインメニュー「図形」 > 「全てのビュー」> 「表示オプション」 > 「HDRで表示」
メインメニュー「図形」 > 「アクティブビュー」> 「表示オプション」 > 「HDRで表示」
メインメニュー「編集」 > 「環境設定...」> 「ビュー」タブWindows
メインメニュー「Shade3D」 > 「環境設定...」> 「ビュー」タブmacOS
通常のモニタ、画像形式で確認できるように輝度を60%に設定
「環境設定」 > 「ビュー」タブ
- 1.「HDR(ハイダイナミックレンジ)表示を有効にする」チェックボックス
- オンのとき、対応環境でHDR表示が有効になります。(デフォルト)
- オフのとき、HDR表示が無効となり関連する項目が全てディムになります。
- グラフィックスAPIに「Direct3D 11」、「OpenGL」が選択されている場合はディムとなります。
- OS、GPUがHDRに対応していれば、モニタがHDR非対応であったりOSの設定でHDRをオフにしていてもアクティブになります。(OSの仕様によりアプリケーションが情報を取得できないため)
- 図形ウインドウの描画に問題が発生する場合は、オフにすると改善することがあります。(主にIntelGPU環境での図面点滅など)
- 設定変更はShade3Dの再起動後に有効となります。
- 2.「レンダリング画像のHDR表示と等倍表示を有効にする」チェックボックス
- オンのとき、対応環境でイメージウインドウのHDR表示が有効になります。(デフォルト)
- オフのとき、HDR表示が無効となり、イメージウインドウの「HDR表示」がディムになります。
- 「HDR(ハイダイナミックレンジ)表示を有効にする」がオフの場合はディムになります。
- イメージウインドウの描画に問題が発生する場合は、オフにすると改善することがあります。
- Shade3D起動直後にレンダリング開始をするとクラッシュする問題が発生する場合は、オフにすると改善します。
- 設定変更はShade3Dの再起動後に有効となります。
「図形ウインドウ」 > 「表示切り替え」ポップアップメニュー」
- 「HDRで表示」
- オンのとき、対応環境でHDR表示が有効になります。(デフォルト)
- オフのとき、HDR表示が無効になります。
- 「HDR(ハイダイナミックレンジ)表示を有効にする」がオフの場合はディムになります。
- HDR表示が使用できない環境でどのように見えるかを確認する際に使用します。
- ビューごとにオン・オフの切り替えができるため、HDR表示の有無による見え方の比較を行えます。
「イメージウインドウ」
- 「HDR表示」チェックボックス
- オンのとき、対応環境でHDR表示が有効になります。(デフォルト)
- オフのとき、HDR表示が無効になります。
- 環境設定の「レンダリング画像のHDR表示と等倍表示を有効にする」がオフになる場合はディムとなります。
- HDR表示が使用できない環境や、HDR非対応の画像形式で保存したときにどのように見えるを確認する際に使用します。
動作環境
動作にはOS、GPU、モニタのすべてが要件を満たしている必要があります。
HDRに対応したモニタでも、HDR10のみの対応などで最大輝度が低いと高輝度の効果がほとんど得られない場合があります。
Windows動作環境
- モニタ:HDR10対応必須(DisplayHDR600以上を推奨)
- ビデオカード:NVIDIA® GeForce® 1000 シリーズ 以上、またはAMD Radeon™ RX 400 シリーズ 以上
- Windows 10 Version 1903以降
macOS動作環境
- モニタ:HDR10対応必須(DisplayHDR600以上を推奨)
- 推奨モデルを満たすハードウェア
- ○macOS Catalina 10.15.4以降
OS設定
Shade3D上で動作させるにはあらかじめOSの設定でHDR表示を有効にしておく必要があります。
Windows、macOSともにHDR表示に非対応の環境では設定項目が表示されません。
Shade3Dを起動した状態でOSの設定を切り替るとShade3Dの表示に即時反映されます。
Windows
- デスクトップで右クリックをして、「ディスプレイ設定(D)」を選択。
- 「HDRのゲームとアプリを使用する」をオンにする(HDR表示対応の環境でのみ表示)。
macOS
- システム環境設定を開いて、「ディスプレイ」を選択。
- 「ハイダイナミックレンジ」をオンにする(HDR表示対応の環境でのみ表示)。
HDR表示される要素
図形ウインドウ
- シェーディング表示
- テクスチャ表示
- 光沢表示
- 環境マップ表示
- 背景表示
- ソリッドテクスチャの更新によるテクスチャ表示
- プレビューレンダリング
※ テクスチャ画像にOpenEXR、HDR、PFMを使用すると効果を確認しやすくなります。
※ 光沢は1.0以上の明るさになりやすくなります。
イメージウインドウ
- レンダリングイメージ
- レンダリング履歴
- イメージコレクション
注意色補正の「コントラスト」を使用すると1.0以上の明るさが丸められ、HDR表示の効果がなくなります。
HDR表示されない要素
図形ウインドウ
- テンプレート
その他
- 背景、光源、表面材質、形状情報、色補正ウインドウのプレビュー表示
- レンダリング設定のバックドロップ
- 画像編集ウインドウ
- ブラウザ、外部参照情報ウインドウのアイコン表示
- 画像読み込み時の同一画像比較ダイアログボックス